はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

ふと思い出す・・・声 。富山敬さん、山田康雄さん 。

2020-09-26 20:52:00 | 気になる:人
Go To トラベルが活発化して、観光客も戻りつつありますが、田舎に住んでるものにとっては、まだまだ県外どころか、市外へ赴くのも気が引ける毎日。
未だに家にいることが増え、昔の番組を懐かしんでばかり・・・人恋しいのかしら😝
感慨にふけることが多くなった頃、ふと思い出したことがあります。
 

今年は、山田康雄さん富山敬さんが亡くなって、25年。早いものです。


映像が残る役者さん同様、声も、吹き替えやアニメと共に残ります。
お二人とも、未だに放映され続けている名作の数々にご出演されていたので、まだご存命なのでは?と錯覚するほど。

CSなどで昔の作品を見ていると、今でも、子どもの頃に戻って、ワクワクします。
内容はもちろん、知らないうちに「プロの芝居」を子どもながらに聞いていたんだなぁ・・・と、改めて感慨深い思いです。
そう、今見れば、特にアニメなんて内容的にはツッコミどころ満載ですけど、やはり、当時の声優さんたちの「熱演」で、そんなこと吹っ飛んじゃってました!
画面見てなくても、十分楽しめる・・・なんというか、ラジオドラマや洋画の吹き替えを楽しんでるかのような。お芝居の見応え、いや、聴き応えがありました。

 


ちなみに、富山さんの命日は、昨日、9月25日でした。
新聞記事の切り抜きを残していたので、鮮明に覚えています。

 
富山さん。本当に大好きな声優さんでした。訃報を聞いた時は、本当に泣きました。
特別「美声」(今でいう「イケボ」ってやつですか?)ではないと思いますが、一言一句明瞭で、時にヒーロー、時に三枚目・・・同じ声で役柄を演じ分けられる、素晴らしい役者さんでした。
先日、昔の洋画を見ていたら、主人公に敵対する嫌な役を吹き替えられてました。何気なく見ていて、最初気づかなかったのですが、よくよく聞くと「富山さんじゃん!」って。今さらながらちょっと驚き。演じた役柄は本当に幅広かったですね。

 
最初の出会いはもちろん「宇宙戦艦ヤマト」。特に最初のシリーズ。ヤンチャだった主人公が、反発し、悩みながら使命感燃える誠実な青年へと成長していく様は、改めて振り返ると、今さらながら見事でした。
あとは、「ニルスの不思議な旅」のレックス。憎たらしいけど憎めない。こういう役もお得意でしたね。
エディ・マーフィーの吹き替えも楽しかった
タイムボカンシリーズ」の「説明しよう!」の名台詞もね
そうそう、「ちびまる子ちゃん」の初代おじいさんでしたよね。富山さんがおじいさんか・・・と、ちょっと戸惑った覚えがありますが、今でも声を思い出すほどはまってた気がします。
そして、残念ながら没後に出会ったのが「銀河英雄伝説」のヤン・ウェンリーですね。失礼かもしれませんが、それまでの作品での「集大成」といった感じがしました。自分のことは無頓着。一見緩いけど、置かれた状況に悩みながら、自分の信じる道を進む芯の強さ。あの何とも言えない「抜け具合」は絶妙でした。後追い視聴になったのが本当に残念でしたが、あの役は、やはり富山さん以外考えられないな・・・(他に演じられた方には申し訳ないですけど)
「名探偵ポワロ」のヘイスティングス大尉も、好きな役でした。品のある(ちょっと天然は?)イギリス紳士で、あまり感情を出さないような特徴のない感じだけど、それが逆に新鮮でした。熊倉さん演じる個性的なポワロとのやり取りが楽しくて、ストーリーそっちのけで毎週見てた記憶があります。

う~ん、挙げればきりがない!
 
 
素の富山さんは、とても穏やかで控えめで、メディアに出るのも恥ずかしいとおっしゃってた記憶があります。それがひとたびお芝居が始まると、さまざまな声を、お芝居を聞かせてくださる、根っからの「役者」さんですね。お芝居のどこかに、人柄がにじみ出るような、なんというか「安心感」があったのかもしれません。だから、どんな役でも声を聴くだけでうれしかったものです。
 
ご存命でもまだ80歳過ぎのはず。(父と同い年のはずなので)
その後、どんなお芝居を聞かせていただけたのか・・・早逝があまりにも悔やまれますね。
 
 
 
 
山田さんは同じ年の3月でした。
この時期は、震災や大事件が続いて、あまり大きなニュースにならなかった記憶があります。
それでもショックだったし、まだ続いていた「ルパンはどうなるの」と、戸惑いを覚えていました。
 
富山さんとは対照的に、舞台やテレビに積極的にご出演されてて、世代的には「お笑いスター誕生」の司会が印象的です。初めて山田さんをテレビで見たとき「この人はルパンやるために生まれてきたんだな」って思ったほどで。
軽妙で、やんちゃで、でも仲間思いで、時には渋くて・・・ありとあらゆる要素が詰まった「ルパン三世」という役柄は、やっぱりあの方以外には考えられない。未だに新作が続いていますが、どうしても昔の方を見たくなってしまいます。ゴメンナサイ。
あんなおちゃらけなキャラを演じる反面、渋~いクリントイーストウッドが持ち役だったということを後で知り、驚いたものです。今はもう他の方が演じてますが、こちらもやっぱり顔と声が一致するのは(特にダーティーハリーシリーズなんて)山田さんかな~
 
いろんな作品で活躍されてましたが、なぜか覚えてるのが「山ねずみロッキーチャック」のかわうそのジョーなんですよね。濃いキャラクターがたくさんいる中でも、憎めないキャラが印象的だったのかな?
 
 
 
いずれにしても、お二人とも「役者」でした。
作品がたくさん残っているので、また改めて楽しみたいです。
一度、舞台を拝見したかったな~。それが悔やまれますね。




それにしても、後を引き継いだ方は、本当に大変ですよね・・・(世代交代
 

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