はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

このブログについて

ようこそいらっしゃいました !(^^)!
『はぎおの「ツボ」note』は、ドラマ・エンタメ系の感想、旅行記etc. 自由気ままな「日記」です! 内容はかなり偏ってますが (^-^; お気軽に楽しんでください♪
いま関心があるのは「昔の時代劇・刑事ドラマ・サスペンス」「お芝居(宝塚中心)」「神社・仏閣」かな (^.^)
※なお、コメント等については、承認後の掲載とさせていただきますので、ご了承ください。

話題になったニュースの「あれから」 。

2024-06-02 07:49:00 | 記録:本
今年も半年たちますが、ようやく1冊読了です

 
毎日毎日、いろんな情報、ニュースが飛び交う昨今。
たまたま、手にした新聞にあった特集が目に留まりました。
 
「あれから」
 
話題になったニュースのその後を、記者が丹念に取材した特集記事。
その時は、小説「世界の中心で愛を叫ぶ」で一気に注目を浴びた、片山恭一さんの「あれから」。
ご自身の作品が、多くの人を介して、手に及ばないところまで行ったことでの困惑と苦悩が綴られていました。
 
一時日本中が注目する話題も、時が経てば、ほぼ忘れてしまう。
でも、当事者たちにとっては、ずっと続いているストーリー。
とても興味深く読みました。
 
 
月一の特集ということで、なかなか読む機会がなかったのですが、それが本になって刊行されたとのことで、早速入手↓
 




すべての記事ではないですが、皆さんご記憶にありますか?
 
 
読んでいくと、覚えてるものもあれば、「こんなニュースあったかしら」とうろ覚えのものも。
ただ、それぞれの「あれから」は、どれも読みごたえがありました。
 
正直、すべてがハッピーエンドではありません。今でも問題が続いているテーマもありました。
努力しても報われない、慎ましく生きていても生活が一変する。
逆に、騒動を経て、今静かに、そして強く生きてらっしゃる方もいる。
感心するとともに、若干、他人事ではないかもしれない、と思わざるを得ない話題もありました。
 
22本中、私が特に印象に残ったものは・・・
2「日本初の飛び級入学で大学生になった17歳」
7「福島の山荘を選んだ原子力規制委員トップ」
18「三沢光晴さんに「最後」のバックドロップを放ったプロレスラー」
20「難関400倍、「氷河期」限定採用に挑んだ44歳」
21「熊谷6人殺害事件 妻と娘を失った42歳」
 
これから読まれる方もいると思うので、具体的な内容は書きませんが、どれも、個人の問題ではなく、今の社会問題に繋がって行く印象を持ちました。たとえば、№2は、教育・日本の研究者の待遇、№20は非正規雇用問題、№21は犯罪被害者が置かれる状況・・・そして、№18は部外者の誹謗中傷・・・それぞれの生き方に、とても考えさせらえれます。
 
マスコミやネットで一時的に大騒ぎするニュースも、その後があることを感じ取って読んでいかないと、とつくづく考えさせられました。
特に、人の人生を大きく変えてしまうかもしれない話題を提供するマスコミには、その責任がある。そう思います。
 
 
少し感心したのは、巻末に、その記事を取り上げた記者の名前と経歴、取材後の感想が明記されていました。
匿名での勝手な意見ではなく、どのような思いで取材し、冷静な目で、責任を持って書き上げている。というのが、この特集の興味深さかもしれません。
ただ新聞なので、もしかしたら他社が同じような特集をすれば、読後の感想も違ってくるかもしれませんが。
 
 
今でも続いている特集「あれから」。
続編の刊行も期待したいところです。
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今年3冊目の読書(笑) 磯田道史著「日本史を暴く」 。

2023-11-15 08:19:00 | 記録:本
読書が趣味、とは全く言えないですが、記録として残しているカテゴリなので、書いてみます。
 
前々から、広告で気になっていたこの本↓

磯田先生の「日本史を暴く」
 
時代劇大好き。日本史=時代劇の内容、という構図が大きかったのですが、さすがにこの年になると、「ドラマはフィクション。そりゃ、裏も闇もあるよね」と感じる今日この頃(純粋さはどこへやら)
ただ、なんでも「真に受けない」というのは、昔からの性分、「へそ曲がり」「あまのじゃく」。
しかも、こんなタイトルだと、読みたくなるじゃないですか。
 
内容はこんな感じです。(目次抜粋)
・信長は「地球は球体」を広めた
・潜入失敗、忍者もつらいよ
・忍者のミッションインポッシブル
・江戸期のグルメ旅行
・西郷隆盛、闇を抱えた男
・修学旅行の始まり
・・・などなど、有名戦国武将、幕末の英傑の裏側から、庶民の暮らしまで、話題が豊富。特に忍者の行動、行く末は、なかなか目にすることもなく、興味深く読みました。
あまり、ご紹介できない内容もあるのですがそこは、「人間の生活」ですから、変わった部分、変わらない部分があるものだ、と楽しく拝見していました。
 
みんながよく知る「ヒーロー」も、違う視点からすれば「悪人」に見える。
きれいごとだけでは、世の中変わらないですからね。
 
 
一番真剣に読んだ分野は
「疫病と災害の歴史に学ぶ」
ちょうど、この本の元になったコラムの連載中だったのでしょうか。コロナ禍となり、この分野が加わったのでしょうか。
200年前の「疫病」流行の時も、クラスター、自粛、マスク・・・同じようなことが起こっていて、現在の私たちがそこから学んだのか、学んでいないのか。正直よくわかりません。もしかしたら、江戸時代と同じことが繰り返されただけなのかな、と。
「温故知新」という言葉が好きなのですが、過去から学ぶものは多い。そういう意味で、磯田先生たちのような「歴史研究家」の著書を読むことは、新しい情報を得られるのかな、と改めて感じます。
 
 
とにかく、磯田先生は行動派。
他の方もそうかもしれないけど、ご自身で、小さな古書店や地域の老舗などに足を運んで、史料を集め、解読している。学者さんって、助手に調べさせたり、もっと上から目線なのかな、と思ってましたが(実際そういう方もいるみたいですけど)。磯田先生は、ご自身でもおっしゃるように「歴史オタク」なんだなぁって。文面から伝わってきます。教授になってなるつもりはなかったと。
自ら全国に足を運んで資料を集め、ニヤニヤしながら解読している様子が思い浮かんで、こちらまで楽しくなりました。
 
お隣岡山ご出身、というのは知ってたのですが、実は同い年だった
テレビやラジオで拝見していても、とにかく知識の泉のごとく、豊富な情報量を楽しそうに語られる。あのパワフルさには、恐れ入ります。
勝手に親近感も沸きましたので、多数ある著書を少しずつ読んでみたいと思っています。
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「あるかしら書店」

2023-05-29 08:22:00 | 記録:本

病院での待ち時間。
どこでも結構長いので、いつも持て余すのですが、ずっとスマホ見るのも飽きますよねぇ。
時々、そこに置いてある本や雑誌に目を向けます。

 

いつもなら手に取らないような絵本。
その、ホンワカとした表紙とタイトルに、つい惹きこまれました。

「あるかしら書店」

ポプラ社HPより


著書はヨシタケシンスケさん。

お名前は存じ上げてますが、絵本を読むような世代が周囲にいないので、一度も読むことはありませんでした。
ただ、読むうちに、多くの方が惹かれるのがわかった気がします。

内容はご存知と思いますが、こちら↓
その町のはずれの一角に、「あるかしら書店」があります。このお店は「本にまつわる本」の専門店。店のおじさんに「○○についての本ってあるかしら?」ってきくと、たいてい「ありますよ!」と言って奥から出してきてくれます。今日もあるかしら書店には、いろんな理由で本を探しにお客さんがやってきます。
この本屋さんでは、「あったらいいな」という本や夢いっぱいのグッズが、次から次へと飛び出します。月明かりの下でしか読めない「月光本」、読書に付き合ってくれる「読書サポートロボ」、ふたつの本を合わせて初めて読むことができる「2人で読む本」などなど、読んだらきっと「本ってやっぱりいいよねぇ」と言いたくなってしまうエピソードが満載。大人気の絵本作家ヨシタケシンスケさんの豊かな発想力がめいっぱい詰まった、ますます本が好きになってしまう一冊です。(ポプラ社HPより)

 

読書しない身からすると、本当にこんな、何でも希望を聞いてくれる本屋さんがあったら、毎日通うよね~なんて、子どものような気持ちになって、あっという間に読み終わりました。
店主さんの、何とか希望をかなえようとする気持ち。というか、その「要望」自体に、夢があると言いますか。

薄い感想で恐縮ですがみんながこんな気持ちでになれば、優しい気持ちになれますね。
お金がなくても「気持ちが裕福になる」感じ。
そうそう、心に余裕がないから、ギスギスしてしまう。
ヨシタケさんの絵本、大人でも、いや、大人だからこそ読みたい本だなぁと。
ちょっと、軽いカルチャーショックを受けました。

 

通院してる病院へお願い。
ヨシタケさんの新作、入れていただけませんかね

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読了 「運転者」 。

2023-01-24 08:36:00 | 記録:本

kindleで本を読むのが定番になってきました。
昨年は数冊。驚きです。(それくらいで驚きとは情けない😁)
ただ、感想は書いてません(^^ゞ

一冊、記録がてら書き残してみます。

「運転者」著:喜多川泰

ストーリーはこちら↓(Amazonより)

中年にして歩合制の保険営業に転職し、二年目の修一。
しかし、なかなか思うように成果が上がらない日々を過ごしていた。

ある日、唐突な担当顧客の大量解約を受け、
いよいよ金銭的にも精神的にも窮地に追いやられてしまう。

妻が楽しみにしていた海外旅行計画はキャンセルするしかない
。 娘は不登校に陥っているうえに、今後の学費の工面も難しくなるだろう。
さらに長い間帰れていない実家で一人暮らしをしている、
母からの電話が心にのしかかる。

「……なんで俺ばっかりこんな目に合うんだよ」

思わず独り言を言ったそのとき、
ふと目の前に、タクシーが近づいてくるのに修一は気がつく。

それは乗客の「運」を「転」ずるという摩訶不思議なタクシーで――?

運が劇的に変わる時、場というのが、人生にはあります。あなたにも。
運はいい悪いで表現するものじゃないんですよ。
使う・貯めるで表現するものなんです。
先に貯めるがあって、ある程度貯まったら使うができる。
運は後払いです。何もしていないのにいいことが起こったりしないんです。
周囲から運がいいと思われている人は、貯まったから使っただけです。―――本文より

 

 

読みました。
自分も「運が悪い」「恵まれてない」と思うことが多いのですが、偶然この本を読むことになり、主人公と同じように、アドバイスされても素直になれない、前向きになれない。そんな感じでした。

なので、今目の前のことに一喜一憂するのではなく、たとえ自分には結果が伴わなくても、誰かに訪れるかもしれない「運の蓄積」積み重ねの大切さ。それを痛感させられました。
自分だけに投資ではなく、将来の子どもたちへの「貯蓄」。
それが「幸運」に繋がるのかもしれない。

 

すごく納得できた。前半からの「伏線回収」もお見事でした。
ただ、如何せん、導いてくれるタクシー運転手と主人公とのやり取りが会話ベースで、まるで台本のよう。しかも、「禅問答」みたいになってきて何とももどかしく、なんだか「自己啓発本」を読んでるような感じで、何度も中断・・・・一気に読めば感想も違ってきたかもしれないけど。


先祖から未来へ続く系譜。
自分たちに置き換えても、ささやかな「ファミリーヒストリー」のように続いてきた物語を思い起こしました。
そういう「気づき」はあったけれど、ちょっともどかしくて「感動」・・・とまでは行かなかったかな。

 

ただ、お昼休憩、お弁当を食べながら、久しぶりに「物語の世界」に浸れました。
たまには現実世界を忘れて、「架空の物語」にはまる時間は大事かもしれませんね。

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kindleで読了 。

2022-07-14 07:58:00 | 記録:本

今年は何でしょう。
エンタメからすっかり離れているせいなのか、珍しく本を読む機会が増えています。

今回は、電子書籍の「kindle」で。
電子書籍だと、ますます本離れが進むよね・・・なんて、本を読まない人が言ってましたが
逆に、昼休憩、個食が進む昼食中に読む習慣が始まっちゃいました。

 

で、読んだ本がこちら↓

「俺か、俺以外か~ローランドという生き方」:著者 ローランド

「「頭のゴミ」を捨てれば脳は一瞬で目覚める」:著者 苫米地英人

 

全くタイプの違う本です

最初は、ローランドさんの経歴と、その上で得た人生観。
実は、これがkindleに最初に入れた本なんです。彼が有名になり始めた頃。ずいぶん昔ですけど。
失礼ながら、興味本位で購入😁気軽な、彼らしい面白い文体ですが、やはり、失敗・人生経験から来る自信のある言葉は、重みがあります。そして、気持ちが良い!ますます目が離せない存在になりました。

 

2番目も、初期に購入した本。
正直、期待した内容ではなかった。(何を期待したんだろう

年齢を重ねてくると、思うようにならないことが増える。周囲の環境に加え、自分の心身ともに。
そうすると、どうしても愚痴が出る、いや今は口を開けば愚痴しか出ないかも
それでは、「脳のゴミ」がたまる一方で、よろしくないのだそうです。
イライラ・モヤモヤするのは、物事を自分基準で考えるから(要するに自己中心的思考)。人と比較しない、愚痴を言わない、成功したければ過去のすべてを断ち切る・退路を断つ・・・
というようなことでした。

 

偶然同時期に読み始めた、一見、全く違うジャンルの本ですが、共通の意見もありました。


周りを気にせず、前へ進め!
自分のためだけでなく、大袈裟なことでなくても、ささやかでも人のために生きる、人を喜ばせることをする。そうすれば、愚痴も出ない。


だそうです。

ある意味、お二人共その道の権威、というか、トップを極めている人。思考は共通することが多いのかも知れません。


せっかく読了したので、少しは自分にもできるように頑張りたいです…


紙ベース、電子書籍。
本の形はいろいろあるけれど、やはり、手に取って「読む」ということは共通しているな、と。

本当は、紙の本が「読んだ実感」を味わえる、と思ってました。インクや紙の匂い、質感…でも、電子書籍も、付箋付けたり、ライン引けたりして、案外手軽で便利だなって。時々活用してみよう。

世の中ネット上で簡単に情報が手に取れるけれど、逆に言えば、自分にとって必要のないものも勝手に目にしてしまう。
「自分にとって興味のある本を選んで読む」ということは、とても大事なことだと、改めて思いました。

 

とはいえ、飽きっぽい私。次はいつ読了できるでしょうか・・・・

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考えるきっかけ…

2022-06-13 08:09:00 | 記録:本
先日、Eテレの
「マイケル・サンデルの白熱教室」
をほんの少し見ました。
各国の学生たちの白熱した議論。。

見た回のテーマは「民主政治と専制政治」

ウクライナ情勢からのこの話題。
欧米対共産圏的なこと…だと思うのですが。


ん?どこかで見たような。
そうだ、

「銀河英雄伝説」

のストーリーの根本じゃん!
本やアニメで考えさせられたテーマが、今現実に突きつけられてる…



この作品について、何度か書いたことがあります。
最初はストーリーも何も知らず、ただ、豪華声優陣の熱いお芝居に惹き込まれて見始めたのがきっかけ。
ただ、セリフや内容が難しかったので、途中から、原作を台本代わりに片手に持ちながら見るほど、夢中に。

そして、放送されてれば、結末知ってるのに何度もツイ見てしまう。

ただ、見る度に感じ方、印象が異なるのは何故だろう。
特にいま、この現実の世の中で、さらに深く考えさせられている気がします。

この本、タイトルがまさにSFなので、敬遠されがちかもしれないけど、見始めると、政治とか、国家とか、いや、そんな大袈裟なことだけでなく、死生観とか、生き方とか… 濃いキャラクターが行き交う架空のストーリーで、エンタメとして楽しめるのに、深い。。
時代劇、刑事ドラマ…勧善懲悪の世界に浸って生きてきた私。大人になって読んだので、目からウロコというか、堅いニュース番組や教科書より勉強になる、歴史の見方がだいぶ変わった気がします。
一番心に刺さったのは、国にしても、人々の日常にしても、永遠に続くものなどないのだな、って。

この原作が発売されたのは、今から40年前。
当時はアメリカ対ソ連の、東西冷戦時代だったのかな?

「予言の書」なの?と思えるほど。
未来の、しかも架空のストーリーなのに、だんだん現実に近づいてるような。
当たり前な日常は、当たり前ではない。そんなことを考える日が来るなんて。


政治にしても、人々の生き方にしても、何が正解とかではなく、それぞれの善し悪しを考える、感じられただけでも学びがあった。影響力大!の本でした。



また読んだら、見たら、また印象、感じ方が変わるかもしれない。

あの、濃いキャラクターたちの、大人の駆け引きに浸りながら、また読み始めてしまいそう😌






追記:見直すと、思ったより字が小さかった。💦これを熱心に読んでた頃が懐かしい😝
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渡哲也著「流れゆくままに」

2022-06-08 08:57:00 | 記録:本

今年は珍しく、本の話題が続いています

渡さんが亡くなって、もうすぐ丸二年。


弟さんの渡瀬さんもそうですが、なんかこう、実感がないというか。
どこかでお休みされてて、ふと現れそうな、そんな気がしてます。
 
亡くなった後、出版された、聞き書きと思われるご本人の著書をつい(失礼)買ってしまいました。


微笑んでるような。でも…
照れくさくて微笑んでないけど、「生き様」が溢れ出たような、渋すぎるこの表情。
この顔が素敵すぎて、つい 

渡哲也著「流れゆくままに」
 
そんな思いで買った本なのに、なかなか開くことができなくて。
先日、ようやく読みました。
 
 
聞き書きのようなので、あちこち話題が行きがち。少し読みにくいですが(失礼)人生を振り返ると、思いつくまま話があふれ出てくるのかな?
ご両親やお子様のことなど、割と赤裸々に。

それにしても、こんなにいろいろなことが起こるものかと。
とにかく、若い頃からケガや病気との闘い。
それは、社長である石原裕次郎さんも同じ。
あれだけ続くと、仕事を辞める、いろんなことを諦める、そんな境地になりそうですが・・・
 
それを乗り越える、というより、葛藤の末、やり過ごして生きてこられた。ガンの後のストマの件などは、経験者ならではの、リアリティのある話でした…

仕事についても、運というか、タイミングというか。
自分なりに流れに身を任せつつ、守るべきところは頑なに。
 
そう、まさに「流れゆくままに」というスタンス。


守るべきもの(「石原プロ」という会社)を一番に思いつつ、どこかで「役者」としての葛藤もあったようで、率直に語られていたのが印象的でした。
ボスが亡くなった時、石原プロを辞めていたら。
もしかしたら、役者として違う道があったかもしれないけれど、晩年のような渋みあふれる方になれていたかどうか・・・それは誰にもわかりませんが。
どちらが良いとか悪いとかでもなく。
 
傍から見て、どんなに恵まれているように見えても、その人にとっては、思うようにならないこともある、ということで。
葛藤、苦闘の連続で。それでも、渡さんなりの解決法で乗り越えてきた。誰にでも真似できる。。という訳ではないですが。いろいろと考えさせられました。
 
 
また、幼少期過ごした淡路島の話がよく登場しました。
やはり、遠く離れれば離れるほど、どんな方でも「故郷」は大切なのでしょうね。
タイプの異なる弟さんとは本当に仲良かったようで、渡瀬さんの話題もよく上りました。
同業で、しかも男同士、歳をとると縁遠くなりそうですが、家のこと、お母様のこと、お互いのことなど、よく話し合われていたようです。
 
また、淡路島に行きたくなったなぁ。
 
 
巻末には、体調不良で話が聞けなくなった渡さんに代わって、出版社の方、石原プロの方が文章を残されています。
最後まで、尊敬するボスを立てながら、預かってきた「石原プロ」の行く末を思い、看板を下ろして、人生の幕も閉じた渡さん。
肩の荷が下りたのでしょうか。
石原プロの社長としてだけではなく、役者としての「渡哲也」をもっともっと見てみたかった気もします。
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「ようこそ心理学部へ」同志社大学心理学部編

2022-06-02 10:57:58 | 記録:本

いろんなジャンルの記事を書いていますが、恐らく一番滞ってるのが

「記録:本」

最後に読んだ本(いや、マンガ)でさえ、2018.9の「大家さんと僕」ですから、いかに本を読んでないか。


いや、年に1~2冊程度読んでますが、記録を残していない・・・ということにしておきます。

 

久しぶりに、(ネットのポイントで)購入したのがこちら↓

 

「ようこそ心理学部へ」:同志社大学心理学部編

 

なぜこの本だったか。
心理学には、ずっと興味がありました。
きっかけは、このブログを立ち上げた後くらいからかな?自分の心が折れた時。

なぜこういう心理になるのだろう・・・と。

でも、なんか「心理学」というジャンルの本を読むのが怖くて、結局「精神論」的な本ばかり手に取っていて。


今年の3月だったか、新聞の図書コーナーでこの本が紹介されていて、「心理学を学ぶってどういうことか」ということに興味が行きまして。

・・・その後、世の中ではいろいろなことが起こり、ますます「人の心理とは」という興味を持って読むことになりますが・・・

 

で、読みはじめ。
やはり「学問」だった
実験・分析結果をもとに、論理的な説明が続くので、最後まで読む自信がなかったですが。

 

「心理学」といっても、さまざまなジャンルがあることは知っていました。

認知、臨床、感情、犯罪、生理心理学、行動分析学、食行動の心理・・
この本には出てきませんが、交通、児童などもありますよね。
その専門分野の先生の初回?の講義録がこの本の内容でした。

その内容を何となく知ることができて、良かったです。

特に「犯罪心理学」は、凶悪犯対象ではなく、誰にでも起こりうる「罪」、「普通の人が暴力をふるう時」というテーマでした。
何気ない一言が人を傷つける=暴力・・とまでは書いていませんが、正直、今の世の中同様、何も言えないなぁというのが正直な感想。

 

いろんな方面から「心理学」の解説がなされていました。
ただ、自分が疑問に思っている問題の解決には至らないです。なぜ、メンタルの病が起きるのか、完治が難しいのか。

巻末にその疑問の解消?が書いてありました。
「学問としての心理学は、(中略)理論とデータによって、人の心についての理解を深めようとするもの」(巻末:中内谷一也教授)

診察とか、治療とか、そういうことではなく、「理解を深める」。それも、実験やデータに基づいて。文系だと思いましたが、どちらかといえば、「理系」の学問だなぁと。

学生さん向けに、「心理学部」の目的、卒業後の進路についても書かれていましたが、なかなか厳しい世界のようです。ただ、興味のある人にとっては、やりがいのある学問かと。

 

 

私も、少し興味は持てました。
CSに加入しているので、無料で見られる「放送大学」あたりで、講座を見てみようか、そんな気持ちになっています。
単位は・・取りませんけど

 

 

最後に全くの余談ですが。
ダチョウ倶楽部。
30数年前。恐らく初めて目の前で見た芸能人の一組だったと記憶しています。
学祭に、恐らく、他の芸人さんの前座?の感じで。まだ売れ始めの頃で、ようやく名前と顔が一致したくらい。
あまり記憶に残ってないですが、多分、今と変わらない印象。三人仲良く、明るくワイワイやってた気がします。
当時、何が面白いのかわからなかったけど(ゴメンナサイ)、それを何十年も続けて、誰もが知る「ひとつの芸」として昇華させたことは、とても素晴らしいことだと思います。今、過去の映像を見てるとわかってても笑えて、そして泣けてきます。残念です。
きっといろんな葛藤があったのでしょう。その深い思いは、一視聴者にも、40年一緒にやってきたメンバーにもきっとわからないと思います。「悩んだ時は相談を」とよく言われますが、相談しても解決しないこともあるのです。
過去の映像の笑顔を楽しんで、偲ぶしかないのかなと。

どう学んでも解決しない問題だと知りつつ、そういうこともあって、ますます「心理とは」ということに興味が深くなっています。

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本の要約 。

2021-11-22 08:07:00 | 記録:本

何度か書いてますが、読書が苦手

興味あっても買っておしまい…読み進めなくて山積みになっていく・・・ばかり。
図書館で本を借りても、2週間で読み切れなくて
 
去年デビューしたYouTube
もっぱらストレッチ・トレーニング用でした。
その時に見た、「お勧め」などいろいろ見ていると、「本を要約して配信しているチャンネル」があることを知ってしまいます・・・
 
それも、何人もいらっしゃって、しかも、毎日のように更新されてる・・・
ということは、毎日本を読んで、要約・映像化してる、ってことで。
それだけでも「尊敬」しちゃいます。
 

そんなありがたいチャンネルがあるのなら、恩恵を受けよう
という安易な発想から、その方たちのチャンネル・記事をたくさん登録しました
 
まずは、昼休憩の散歩中に聞ける10分程度のものからスタート。
これが、ちょうど良いペースで。
景色を見ながらの散歩と、耳からの音声を集中して聞ける、いいリフレッシュタイムになりそうな予感。
 
YouTuberさんたちご本人もおっしゃってますが、要約なので、全部の説明は聞けません。
そして、彼らの意見・感想もかなり入っているので、自分の感性とは違う部分も出てくるかもしれないけど、そこは了承のうえ、参考程度に聞いています。本選びのいい目安になりそう。
同じ本でも、人によって紹介の仕方も違うので、そこも参考のポイントになります。

さすがに、小説は要約チャンネルの本には選ばれていません。要約するのも難しそうだし。聞く側としても、こちらは「朗読」という別のチャンネルで楽しみたいな。
ただ、新書系は要約で結構足りそうな気が(失礼かしら
 
 
・・・と、ここまで書いて、ファスト映画についての記事が。
本の要約チャンネルは、版権とか著作権とかの権利関係は大丈夫ですよね??
そのうち消滅したりしないよね・・・
 

ま、今は気にせず😅
こうなってくると、風呂タイムでも活かせる?と思い、ついに買ってしまいました↓
 
 


 



防水カバー。
ジッパーとか、スナップとか、細かいところまで工夫されていて、出し入れ口からは水が入らないようになってます(カバー自体を破らないようにしないと😝)
 
 
お風呂に使ってる時間が、もったいないな~と以前から思っていたので、これはいい機会!と思って。
音楽も聞けるし、TVerも見れるし
これからの寒い季節、欠かせない存在になりそうです。
 
 
話は逸れましたが、この動画で、自分の「読書嫌い」を克服できるか、それとも「要約で終了」するか・・・
また結果をお知らせする機会があるかな?
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取り残されてます^^; その3 「図書館」。

2020-12-12 09:45:00 | 記録:本

先日、読まないといけない本があったので、3年ぶりに図書館に行きました。

3年前に行った時も、カードが紙でなくなったことに驚いたのですが、今回はもっと驚き

 

検索はもちろん、借りるのも「自動」
どうしていいかわからなくて、困惑していた時、自分の親世代のおじい様から「こうすればいいんだよ」と教えていただきました。本当に助かりましたが、すごく恥ずかしかった
それにしても、ここまで自動化・電子化されてるとは。
返却も、図書館に行かなくても、いつも行くショッピングセンターの本屋さんでできるんだそうな。

どこまで時代に取り残されてたのでしょう・・・便利になりました。


これを機に、「もっと読書をしなさい」ということなのかしらね。


それに、図書館のHPから、「電子書籍」ではなく「電子図書館」があるそうで、ますます驚き
まだ活用していませんが、ぜひやってみたいと思います。

 

もう、世の中の流れについていけてないよ~
というか、どこまで進んで、どんな世の中になるんだか。

 

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「大家さんと僕」

2018-09-05 18:35:29 | 記録:本

はじめに。(9.9追記)
このたびの台風や地震でお怪我や被害などはなかったでしょうか。
心からお見舞い申し上げます。
映像・ニュースを見れば見るほど、「自然の脅威」に恐怖を感じるばかりです。
なにも手助けできないのがもどかしい限りですが、一日も早い復旧を願うばかりです。

 

さて、話題代わって。

もう何年「マンガ」を手に取らなかったでしょうか。
久しぶりに読みたくなったのが、この本。(もしかして「シティハンター」以来かも

新聞広告で存在を知ってから、ずっと気になっていました。

それから、あれよあれよという間にベストセラーになり、ついには「手塚治虫文化賞」まで取るとは

 

やっぱり読んでみよう・・・と思っていた矢先、大家さんの訃報でした。
まだ未見だったのに、とても寂しい思いがしました

 

開いてみると、いわゆる「ヘタウマ」なタッチ。
ものすごく上手いわけではないですが(絵の苦手なはぎおが言えることではないですけど)、構図といい、ストーリーの構成といい、全く飽きさせない展開で、あっという間にトリコになりました。

 

(以下、ネタバレ)
偶然から一軒家の2階に間借りする形で、「大家さんとの生活」が始まった矢部さん。

読むまでは、ずっとホンワカした展開なのかと思ってました。

でも、意外や意外、芸人・一人の人間としての苦悩や、大家さんとの距離感、時にはケンカなど、「ちょっと面倒な人間関係」が描かれていて、それが「ヘタウマ」なマンガで緩和されてる、という印象を受けました。

大家さんって、上品なんだけど、意外と「スバっ」と言ってくれるので『心地良さ』を感じるんですね。

お互いの理解は、「面倒くささ」や「対立」を乗り越えた先にある・・・
はぎおの今までの経験からも感じたものでした。
やはり、良い人間関係ってそういうところから始まると、改めて、感じさせてくれました。

 

はぎおも、この家に住んで、大家さんのお話を直に聞いてみたかったな。

考えてみれば、自分の祖母とこんなに語ったことはなかったなと。
同居してなかったこともありましたが、孫からすると、威厳があって(明治生まれでしたから)近寄り難かったですから。

ここまでの上品さはなかったけれど(ゴメンね)、同居してたら、もっと話ができてたのかな?
「ファミリーヒストリー」などの番組や、こういう本を見ると、最近特に感じます。

 

いろんな生活の智恵、戦争中の話、生き方の指針・・・もっともっと聞いてみたかった。
今、読み終えて、改めてそう思います。
ましてや、矢部さんの受けた影響は想像以上でしょうし、今、喪失感でいっぱいでしょうね。でも、酷かもしれませんが、早く元気になることを、きっと大家さんも臨んでくれてると思いますので・・・


こんな素敵な方を紹介してくれたこのマンガ、そして矢部さんに、本当に感謝しています。
きっとまた、何度も読み返すことになりそうです。

 

最後に、大家さんのご冥福を心からお祈りします。

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時刻表 。

2018-03-18 14:49:45 | 記録:本

16日、恒例の「JRダイヤ改正」がありました。

もう車通勤の方が長いので、電車に乗ることもほとんどないですが、職場で、無料の時刻表を頂いた時のこと。

 

20も年下の若者たちが

「本の時刻表の見方ってわからないよね。スマホで検索できるし。こういうのって、「鉄オタ」の人が楽しむのかな」

・・・が~ん

 

隣で聞いていたはぎお。花粉症対策でしていたマスクの下は、きっと複雑な顔だったと思います・・・
ここで「私の若い頃は・・・」なんて言ったら、完全に「老人」扱いされそうだったし。

 

無意識な言葉。だって、ネット社会の今では、その通りだから。しかし「見方がわからない」とは

 

それこそネットのない頃は、この時刻表で職場でも出張の行程や旅費を調べるのにものすご~く活用してました。そんなことから、若干の「愛着」もあったかも。

「青春きっぷ」で旅した数年前も、スマホと同時に「ミニ時刻表」を片手に電車を乗り継いでました。
「鉄オタ」までいかないまでも、タモさんみたいに「時刻表で妄想」を楽しむのもわからないではない。

 

確かに、スマホ検索で時刻だけでなく、電車を乗り継ぐための最短距離まであっという間に調べられる今。
本当に便利になりました。

 

でも、「時刻表」といい、「辞書」といい、あの「紙の手ざわり」「インクの匂い」もいいんですよね。
特に、長旅してる時は、読書よりも、時刻表1冊で充分楽しめます。
辞書もね、どうも電子辞書が苦手で、太くて重い本を調べるほうが楽しくて。ついつい、関係ないページまで読んじゃって。
本はやっぱり「紙」が好きです。

 

段々、「紙ベース」より「ネット社会」が当たり前になってくるのが、読書を滅多にしないはぎおでも寂しい限りです。

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「ムーミン」の世界 。

2018-02-12 11:32:53 | 記録:本

このトピを書く前、まさか

「センター試験問題に出題で大騒ぎ」

になると、思いもしなかったです。

(「小さなバイキングビッケ」といい、あの問題は40代以上でないと分からないかもねぇ

 

なぜ、書こうかと思ったかというと、センター試験の前NHKごごナマ」に半端ない読書好きのミムラさんが登場した時、船越さんと「ムーミン」の話で盛り上がっていたから。(あの芸名も、ミムラ姉さんからとったとは知ってましたが)

そこで、衝撃の事実を聞いたのです。

「スナフキンと、ミー、ミムラ姉さんが兄妹だった」

あ~、なんて無知だったんだろう

 

ムーミンは、もともと好きな作品でした。
といっても、今は放送されない、岸田今日子さんのムーミン。
あれがどうしても見たい(原作者の反感を買い、放送不可と聞きましたが・・・)

特に、スナフキンは、はぎおの「心の師匠」として、長年尊敬しておりました。

ただ、アニメの印象が強く、原作を手に取ったこともありませんでした。
それで、今回、この話題をきっかけに、読んでみることにしました。

 

ます、第二次世界大戦前に書かれたという、幻の第一作

「小さなトロールと大きな洪水」

いや~驚きました。

はぎおが知っている、カラフルで、ホンワカとしたアットホームな世界観はなく、色でいうとグレー、白黒の世界。
だいたい、洪水で家が流され、ニョロニョロについてフラフラと旅に出た、行方不明のパパを捜して、ママとムーミンが旅に出る・・・なんだろう。この「世紀末」のような暗さ。

そして、途中に出会った「スニフ」とともに旅を続けるのですが、パパが行方不明でいらだっていたのか、ママが結構毒舌で
スニフがちょっと勘違いした知識を披露し、バカにした言い方をすると、

「バカはあなたよ」

なんて言ってのける。ママってこんな怖い人だったか

もちろん最後はパパと再会して、新しい家も見つけ、ハッピーエンドではあったのですが、背景にある自然災害とか、人間の欲望とか本音・・・全然想像していた「童話」とは異なり、ドキドキするような展開で、昼休憩、15分で読み切ってしまいました

 

次は、

「ムーミン谷の彗星」

こちらが最近まで第一作といわれたもの。
ただ、パペットアニメで見たので、原作とは若干異なるかもしれませんが・・・

こちらも、ムーミン谷に彗星が落ちてくる・・・という自然災害というか、避けられない危機にどう行動するか、童話とはちょっと違う、危機に際しての人間の本音を垣間見た気がしました。

ここで、スナフキンやミーたちが登場しますが、ムーミン・スニフも含め、愚痴とかケンカとか、命の危機にさらされるいらだちの中に、宝石やお金に目がくらむ欲望とか。
「人間はいつもきれいごとだけでは生きられない」
そんな言葉が浮かんでしまいました。

もちろん、友情も生まれるし、ハッピーエンドではあるのですが、軽いカルチャーショックを受けました。
(スナフキンが笛を吹いてたギターじゃないの・・・とか

実はもう一冊、「たのしいムーミン一家」も購入しているのですが、まだ手を付けていません。
もう少し、最初の2冊の余韻を楽しんでから、次へ進もうと思います。

 

イメージだけで知っている童話、小説も、読み返してみると実は「奥深い」ものがあり、自分なりの想像・解釈をすることで、もっと世界観が広がるものだと、改めて感じます。
「読書嫌い」も少しは改めないと

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「ひとりぼっちを笑うな」 蛭子能収 著

2017-03-28 07:20:18 | 記録:本

ずっと前に購入していたのですが、ようやく読むことができました。

 

「ひとりぼっちを笑うな」 蛭子能収 著

  

読む・・・・本を読みこと自体、何年ぶりでしょう。お恥ずかしい 

 

久しぶりに始めた読書で、最初に手に取ったのがこれ。一番気になってましたから。 

 

どうみてもマイペースで、ちょいちょいその言動で周囲から怒られる様子をしょっちゅう見かける蛭子さん。この人は、どういう思考なんだろうという思いと、タイトルだけで購入しました。

 

人見知りで、なかなか友達もできない、作れないタイプのはぎおからしたら、これはもしかしたら参考になるかも~って 

 

 「ひとりぼっち」

 

今の世の中では、ほとんど暗いイメージに取られがちですが、普段仕事やプライベートで多く人と接していると、時には一人になりたいときもありますよね。SNSを含め、いつでもどこでも誰かと一緒という方が、若干引いてしまう

  

そういう意味では、とても共感できる部分がありました。

 

ただ、蛭子さん。天然でいつもニコニコ、だらしないのかと思えば、文面から察するに、計算・・・とは言わないまでも、幼少期を含め、過去の経験・体験から、あえて怒らないようにしているのだとか。(思ったことを口にしてしまうので、逆に怒られてますが、それもさらりと受け流してますからね)

 

もめごとにならないように、ニコニコ。それは、一見逃げてるように取られるかもしれませんが、いざやろうと思うと、なかなかできませんよ。

 

自己主張もせず、人とも群れず、高いプライドも持たない。人それぞれ違うのは当たり前。 

なんだか、感心してしまった 

 

テレビの姿からは想像もつかないほど、蛭子さんなりのしっかりした自己主張・ポリシーがあって、それも全くブレがない。

 

でも最終的には、「人を愛することが大事」と結んでいます。 

 

多少、それはどうかなぁ・・と思うこともありましたが、人それぞれですから。でも、違う意見も含め、全てにおいて興味深く読みました。 

 

蛭子さんの「ひとりぼっち」というのは、「人嫌い」ではなく、「人間関係を保つためにある程度距離が必要」という事だと思います。全く同感。友達というのは、多ければいいという訳ではなく、つかず離れず、いい意味で適当な距離感を持って接するのが一番・・・というのは、間違いではなかったようです、蛭子さん流で言えば。
 

これは、多くの方から共感を得られるかどうか別ですけど

 

(実はこの記事は、2月にアップしたあと消えてしまったものですが、事務局さんからデータが残っていたという事で再掲載しました。ご担当者様ありがとうございました。)

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「こんなに変わった歴史教科書」

2017-03-22 19:21:44 | 記録:本

歴史ドキュメントを見るのが好きなのですが、東大の山本博文先生の冷静で物腰が優しい語り口が好きで、一度著書を読んでみたいと思っていました。

で、探したのが

「こんなに変わった歴史教科書」

実はこれは平成23年の著書なのですが、その後どんどん教科書が変更され、最近も

「聖徳太子→厩戸王」
「鎖国の名称は廃止」

など、長年当たり前だと思っていたことが、どんどん変わっています。
(でも、昔の授業でも、ちらっとそんなことは聞いた気がするけど・・・)

 

さて、本題に戻りますが、山本先生の著書も結構衝撃的でしたよ。
目次から拾ってみると(古代は飛ばしますが)

・鎌倉幕府の年号
・頼朝の肖像画は誰か
・騎馬武者像は足利尊氏ではない
・江戸には「士農工商」はなかった
・幕府は国を閉じていなかった
・田沼意次の評価の見直し

などなど(目次を抜粋の上、若干文面を変えています)

なんだか、読めば読むほど、今まで学んできたことは何だったんだろう・・・などと複雑な気持ちになります

 

どんどん新しい書物・研究が発表され、史実が変わるのは当たり前のことだと山本先生はおっしゃいますけどね・・・

もし子供がいたら、完全に歴史の話題は食い違っていくことになるんでしょうね・・・


愛する「時代劇」も、もしかしたらどんどん「新しい歴史観」で描かれていくのかもしれません。
今後の「大河」なんか、まだまだ可能性がありますよね

 

とはいえ、読後、新鮮さとともに、複雑な感情を覚えてしまいました・・・

コメント (2)
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