Haru S.の部屋

都内のピアノ教室です。ピアノレッスンのことを綴った真面目なことしか書いていない、でも少し役立つかもしれないブログ。

鍵盤を覚える③

2024年05月27日 | レッスン

 

 

 

どの鍵盤が何の音かは早く覚えてしまいましょう。

音感も育ちます。

 

音感が育たないと耳で音の判別が出来ず、

常に鍵盤を目で見てどこを弾いているか確認してしまいます。

 

これは音数が多いピアノという楽器を演奏するには

たいへんな労力を伴い、やがて困難になり

ピアノを弾くことが大仕事と化します。

 

そんな事態を回避するためにも

習い始めにご自宅で親御さんが

ほんの少しのお手伝いをしてあげて下さい。

 

鍵盤を指さして「この音、なあに?」でも十分です。

もっと音楽と共に覚えたい時は童謡がわかりやすいです。

 

これまで、小さなお子さんがよく知っている

「ひげじいさん」「チューリップ」を紹介してきました。

 

最初から曲の全てを弾く必要はありません。

音が隣へ順番に動いている所を

音名を歌いながら弾きます。

 

 

弾く時は3点セットを忘れずに!

3点セットは

指先、腕、手首です。

3つの骨で腕の重さを支え、深く弾き、音が自然に消えるように

という意味です。

 

子どもたちには

消しゴム鉛筆、スライム、蝶々

とレッスンで伝えています。

 

今日ご紹介するのは「ぶんぶんぶん」

 

ぶんぶんぶん が ソファミ

途中の鍵盤から始まり、下行形です。

最初はこの部分だけで良いと思います。

 

もしもっと弾きたそうでしたら

往復の音型+跳躍(スキップ)になりますが

はちがとぶ レミファレド

を加えても良いかもしれません。

 

レミファを右手、レドを左手で弾くと慌てず弾けると思います。

 

ただし、ノンレガートで練習をしている時期ですので

この音型をレガートで弾かないこと。

レガートは音をつなげればよいのではなく、

つなげ方があり、片手で弾くと手首の回転がこの場合は必要になります。

なので、必ずノンレガートでゆっくりなテンポで行ってください。

 

習い始めが一番大事な時期です。

絶対に無理矢理弾かず

綺麗な音で弾こうとしている時に、お家の方はたくさん褒めて下さい。

 

 


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