音符を読み始める前に
ピアノを弾く身体の使い方を覚えてしまいましょう。
完璧ではなくとも良いのです。癖は少しずつ直していけます。
しかし、体の使い方を習わず音符だけ読むレッスンを受けてしまうと
あとから修正することはたいへんな困難を伴います。
なので、私は音符を読み始める前に
3カ月くらいの時間をかけ、
指先、腕、手首を3点セットで使えるように
聞き覚えで曲を弾くことからレッスンを始めています。
その時に弾いてもらっている曲のひとつに
「こいぬたちのワルツ」という曲があります。
レッスンを始めて1カ月以内に弾ける曲です。
この時には音名は一切言いません。
あの3点セットに集中することが目的です。
「不思議な音の国 上巻」では音符を読むページに入る前に
線の音、間の音、ステップ、スキップをやります。
この時に鍵盤の名前がよくわかっていないと
音符を読む仕組みが理解できても弾くとなると上手く行きません。
そこで、最後の総仕上げとして
音の跳躍が大きい「こいぬたちのワルツ」を
音名を歌いながら弾きます。
上の動画の1’54”辺りからその曲を弾いています。
3点セットに気を付けながら綺麗な音で
音名を歌いながら弾きましょう。