どの鍵盤が何の音かは早く覚えてしまいましょう。
音感も育ちます。
音感が育たないと耳で音の判別が出来ず、
常に鍵盤を目で見てどこを弾いているか確認してしまいます。
これは音数が多いピアノという楽器を演奏するには
たいへんな労力を伴い、やがて困難になり
ピアノを弾くことが大仕事と化します。
そんな事態を回避するためにも
習い始めにご自宅で親御さんが
ほんの少しのお手伝いをしてあげて下さい。
鍵盤を指さして「この音、なあに?」でも十分です。
もっと音楽と共に覚えたい時は童謡がわかりやすいです。
これまで、小さなお子さんがよく知っている
「ひげじいさん」「チューリップ」を紹介してきました。
最初から曲の全てを弾く必要はありません。
音が隣へ順番に動いている所を
音名を歌いながら弾きます。
弾く時は3点セットを忘れずに!
3点セットは
指先、腕、手首です。
3つの骨で腕の重さを支え、深く弾き、音が自然に消えるように
という意味です。
子どもたちには
消しゴム鉛筆、スライム、蝶々
とレッスンで伝えています。
今日ご紹介するのは「ぶんぶんぶん」
ぶんぶんぶん が ソファミ
途中の鍵盤から始まり、下行形です。
最初はこの部分だけで良いと思います。
もしもっと弾きたそうでしたら
往復の音型+跳躍(スキップ)になりますが
はちがとぶ レミファレド
を加えても良いかもしれません。
レミファを右手、レドを左手で弾くと慌てず弾けると思います。
ただし、ノンレガートで練習をしている時期ですので
この音型をレガートで弾かないこと。
レガートは音をつなげればよいのではなく、
つなげ方があり、片手で弾くと手首の回転がこの場合は必要になります。
なので、必ずノンレガートでゆっくりなテンポで行ってください。
習い始めが一番大事な時期です。
絶対に無理矢理弾かず
綺麗な音で弾こうとしている時に、お家の方はたくさん褒めて下さい。