”サルスベリ”
夏草や 兵（つわもの）どもが 夢の跡 ［松尾芭蕉］
この写真を撮りながらこの句が浮かんだ。
「夢」。
この句の夢の字に引っかかった。
今なら、夢＝希望 に近い意味だ。
戦をしていた侍たちは果たして夢を持っていたのかな。
もちろん、主君の為に武勇を遂げる。
一族の功名・栄華はあるにせよ、
夢、という言葉は似つかわしいのだろうか。
でも、それらの「夢」そのものが、現（うつつ）ではない物だったのだ。
と考えるとこの句は深く大きい。
「夢」を功名・栄華と見させておいて、
実はその夢事態もうつつではなく空しいものなんだ。
やっぱりこの句はすごいんだ。
この年でこんなこと感じているようでは私ゃまだ青二才。
昨日のオニバスと言い、今日の夏草と言い。
私は真夏の夜の夢のさ中か。
”キツネノカミソリ”
我が家から近い、入間川の川べりにキツネノカミソリが咲いた。
あと一か月もすれば、ここは彼岸花の群生地になる。
それにしてもこの花、つぼみの形も彼岸花によく似ています。
ここだけの事か、どこもそうか。ヤブ蚊にご注意。
虫よけスプレーも最初は効いているように思えたが、
汗が出始めたら、そこは薬が薄まるのか、蚊の攻撃を受けてしまいました。
極めつけは、ポロシャツの下にアンダーシャツを着ていたのに、
背中を二枚越しに刺された。 きく～！
