５月２２日（木） 幅２ｍの小宇宙

　”メダカ”

　昨日市内の里山の湿地で珍しいトンボを見つけた。
今日もう一度しっかり撮影しようと出かけた。

　名前がはっきりしたら改めてアップするつもりです。
今日はそのトンボを待って、芦原の中にある幅２ｍほどの半月形の水溜りで２時間ほど待機した。

　じっと溜まりを見ているといろいろな生き物が見えてきて、その撮影も面白かった。小学生の理科の野外学習に出ているようで、無心のひと時を過ごした。

メダカ

イオウイロハシリグモ

　お目当てのトンボはこの溜まりにきて時々卵を産んでいく。

　そのトンボが産卵中に突然水面を波立ててもがきだした。魚か何かが居たのだろうか。
　かなり長い時間もがいていてもう駄目かと思った頃、もう一匹のトンボがそのトンボに突っかけてきた。縄張り争いをしているのだ。

　そのとき、もがいていたトンボはようやく水面から空に舞い上がった。
後から思ったのだがこのクモに襲われたのではないかと。

　昨日の写真にも同じ場所にこのクモが写っていたし、何匹かが水場に居た。

イモリ

　水深もほとんどないこの水場に、突然湧き上がるようにイモリが現れた。
メダカたちがイモリの前からどんどん逃げる。

　トンボを待っているだけの小さな溜まりにこんなにいろんな生き物の連鎖があった。ここはこの生き物たちにとって小さな宇宙だ。

　山から綺麗な水が絶えず流れ込んでいるので、表面にいろんな動植物のプランクトンが粒粒に見えているが、水そのものは綺麗だ。

　街の公園の池ではこんなに多様な生き物は見られなかったろう。

オオカワトンボ

　帰り道の日陰で。昨日ミヤマカワトンボ♂を撮ったので、今度はこのシルバーメタリックにひかれた。

オオカワトンボ

ツミ

　午後１時に車の修理を予約していた。
時間が少し早かったので、ツミの居る神社に寄った。

　先客が一人。枝に出ているという。
久しぶりに撮らせてもらった。

　

キビタキ ♂

　鳥撮りの皆さんのブログを見ながらストレスが溜まっていた。
私は今年まだキビタキに会ってすら居なかった。

　車の修理から帰る途中、キクイタダキでお世話になった公園に寄った。
特に鳥は見当たらず、コジュケイがけたたましく鳴いていたのでじわじわと距離を詰めて１０ｍ位まで近づいたとき、突然右手でキビタキの鳴き声が。

　どっちにする？一瞬躊躇したがすぐ方向転換、今年初をようやくゲット。

最近鳥が撮れていないが、今日は二枚ともごく短時間でのゲットだった。