先月30日午前、中東呼吸器症候群(MERS)について、大韓病院協会に所属する病院の病院長と理事長が集まり対策会議を開いた。その席で、同協会の朴相根(パク・サングン)会長が、主要な病院長に「隔離病室はあるか」と尋ねたが、芳しい返事はなかった。隔離病棟はおろか、隔離病室でさえ足りない状況だ。感染患者が出れば、個室や特別室を遮断して「隔離病室」として活用せざるを得ないのが、韓国国内の主要な病院の現実である。
会議に参加した病院長たちは、「MERS感染が拡大した場合、韓国軍医務指令部所属の国軍首都病院の病室を空けて患者を受け入れるべきではないか」との指摘が出たが、1000病床規模の国軍首都病院では現在、すでに約1100人が入院している。また、現在一部の発症患者を隔離管理しているソウル国立中央医療院でも、これ以上の患者を受け入れるスペースがない状況だ。
会議に参加した病院長たちは、「MERS感染が拡大した場合、韓国軍医務指令部所属の国軍首都病院の病室を空けて患者を受け入れるべきではないか」との指摘が出たが、1000病床規模の国軍首都病院では現在、すでに約1100人が入院している。また、現在一部の発症患者を隔離管理しているソウル国立中央医療院でも、これ以上の患者を受け入れるスペースがない状況だ。