One Little Museum

日々の制作や思いついたことなど…

舞姫

2007年09月09日 | Museum
小さなスケッチブックに、主に水彩で描いています。
モチーフは知り合いのダンサー。
その素晴らしい世界に刺激を受け、心に印象が残っている内に、何とも言えない衝動で描きました。(最初は道ばたでスケッチして、最後はオフィスで10分ほどで描き上げました。だから、いつもの画材は使えませんでしたが…)

この絵は私にとって重要な絵です。

もの凄い努力と行動力で自分の世界を真摯に作り上げようとしている彼女の姿を見ると「自分の絵って何だろう?」と思ってしまいました。
何のために絵を描くのか、本当に描きたいものは何かということですね。

実はその問いかけは前からあったんですが、より切実になりました。

技法に走ってみたりして、ちょっと絵らしいものを描き飛ばして悦に入っても、その場限りの浅い満足でしかなく、しかも、もともと大した絵じゃないので、残るのは自己嫌悪だけです。

この絵自体は凄い絵でもありませんが、そんな気持ちを表したという意味で私には重要なのです。

何かを表現したくて絵を描いているのですが、まだまだ暗中模索。
でも先の方に目指すべきゴールらしきものがあるような気はしてきました。

(マルマンスケッチブック/S160)

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