Mintの香り

☆北国の季節を感じて下さい☆

道道41号

2012年06月17日 | 道南



道道41号は函館市庵原町から函館市日浦町を結ぶ北海道道ですが

女那川町と日浦町の間は旧国道278号です。

今回は旧国道278号を女那川町から日浦町方向を目指してみました。







かなり狭い道路で対向車とすれ違うのもやっとですが

山側へ迂回する新道とサンタロトンネルが開通するまでは国道278号線として使用されていた道路です。







進んでいくと道路際にゴツゴツとした大きな岩があります。

この辺りをサンタロナカセ岬と言うようです。








サンタロナカセ岩と呼ばれる岩があって

この地に住む三太郎の息子が漁に出たまま戻らず

三太郎と嫁の2人が泣き続けて岩になったという伝説から名付けられたそうです。







どんよりとした空の中で見る伝説の岩。

なんだか物悲しさが伝わってくるような感じがしました。

空が青ければまた違った印象だったのかもしれません。







この辺りはサンタロナカセ岩だけではなく他にも奇岩があったり

道路の際に大きな岩があったりと

あまり見ない景観を目にすることができます。






ゴツゴツとした岩の間を通らせて貰っているような狭い道路です。






道路は狭いですが視線を変えると広い海が広がっています。






旧国道278号はまだ続きます。

向こうに見えるのが、これから向かう道です。






せり出した岩盤を素掘で作られた、これらのトンネルを日浦洞門と言います。

このようなトンネルが連続して幾つもあるのを見たのは初めてだったので

驚きと興奮が一度にやってきました。






1929年に開通した日浦洞門。

小さなトンネルが7つあります。






この日浦洞門は、絶壁の海岸に道を通すために硬い岩盤を素掘りで砕いてトンネルが掘られたもので

生活になくてはならない道路だったのだと思います。






道幅もトンネルも狭いですが

現在も函館と恵山を結ぶ路線バスが経由している道路です。

ただ、高波や落石により通行止めになることもあるようなので

走行には注意が必要です。



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