てくてくダイアリー

GISとか使ってました

DEMから谷線

2013-06-11 | ArcGIS

SRTM(スペースシャトルの取得した標高データ)から、谷線を計算する処理をやっているのだが、何度やっても同じ間違いをくりかえすので、自分用にメモ。

1.SRTMのデータをダウンロードする。

http://www2.jpl.nasa.gov/srtm/

この中の「SRTM V2 released」という項目の中にダウンロードサイトへのリンクがある。今回は扱いが簡単なSRTM30のデータをダウンロード。

2.~.DEMファイルの拡張子をBILにする

3.ArcGISに読み込む

4.投影法を変換する。

元々はWGS84系なので、UTMなんかにする。インドのコロマンデル海岸あたりだと、44系のことが多い。

5.クリップする

ダウンロードしたままだとデータがやけに大きいので(インドだとインド亜大陸全体が入る)、谷線の分析に影響がない範囲でクリップする。今回は、緯度で言うと18度ぐらい以南でクリップをかける。

ついでに、海が入っていると谷線を計算するときにいまいちな結果になることもあるので、海岸線でクリップをする。

4.と5.は順番が入れ替わっても大丈夫。

6.とんでもなく大きな値がある場合はSetNullしておく

標高が6万メートルを超えるようなところは、ArcToolbox>Spatial Analyst>マップ代数演算>ラスタ演算でSetNullしておく。

SetNullではTrueのところにNULLを入れる。例えば、こんな感じ。

SetNull("InDem"> 60000, "InDem")

標高が60000より大きいところはNULLが入って、それ以外のところ(条件式がFalseのところ=60000より小さいところ)に元の標高DEMの値が入る。

7.ArcToolboxのSpatial Analyst>水文解析のツールを使って、谷線を計算する。

Fill、FlowDirection、FlowAccumulationの順で実行。

いつも、投影法を変換するのを忘れて、最後まで処理してしまう。データが大きいだけに、やり直すショックがちょっと大きいのだ。モデルにしておいても、なんだか落ちることが多いし(涙)。


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