ArcToolboxで処理をするとき、デフォルトだとバックグランド処理がオンになっている。この状態だとArcMapなどの下のステータスバーに、「今このツール実行中…」的なメッセージが出て、処理が終わると、ポップアップメッセージのようなものが表示される。ArcToolboxの処理中もArcMapなりが操作できるので、便利といえば便利である。
ただ、ArcToolboxでエラーが出た場合は、エラーメッセージを確認するのにいちいち処理内容のログを開いてあげないといけないのが面倒っちい。そう思って、バックグランド処理をオフにし、ArcToolboxで処理実行中はArcGIS上の他の作業ができない状態で使っていた。
昨日もArcToolboxを使って(いまどき)e00ファイルをカバレッジに変換するという処理をしていた。e00ファイルを置いたフォルダのパスに日本語が入っていて、Pythonの文字コード関連のエラーが出るという悲しい事態に合いながらもなんとか変換が終わり、ArcToolboxが出した処理終了のメッセージの「閉じる」ボタンをクリックした。
いつも通り、メッセージのウインドウは閉じるんだけど、その後ArcMapで属性テーブルを開こうとしても、レイヤ表示のオンオフをしようとしても、ArcMapのウインドウのどこをクリックしても「ピーン」「ピーン」というエラー音がして、操作することができない。うう、どうやらArcToolboxからArcMapに制御が戻ってきていないらしいのだ。
いまどきカバレッジの処理なんかしたから、こんな変なエラーが出るのかなぁ。仕方なくタスクマネージャを起動して、ArcMapのプロセスをkillした。
今度はArcCatalogで同じ処理をすると、今度はちゃんとArcCatalogに制御が戻る。なぜた…。
その後ArcMapからArcToolboxを起動して、別の処理を実行しても、さっきと同じように制御が戻ってこない。
今使っているPCは元々別の人が使っていたものなのだが、その人はずっとArcToolboxをバックグランド処理のまま使っていたので、このようなエラーはなかったとのこと。
いや、でもその後フォアグランド処理にしてからもArcToolbox使って、特にエラーもなくできたと思うんだけどなぁ。最近あてたWindows Updateとかとの兼ね合いなんだろうか。一応、IE11にはあげずに使ってるんだけどなぁ。
と、悩みは尽きないのだが、とりあえずバックグランド処理を有効に戻そう。うむうむ。