地図の画像を取り扱っていると、とんでもなく容量やサイズが大きいものに出会ったりする。
こういう大きい地図画像になってしまうのは、地図自体が、A2とかA1とかという大きいサイズという理由が一つ。
あと、紙地図の代替として保存し続けることを考えてスキャンされているので、解像度が高めであるということもある。ついでに地図に何が描かれているかわからなくなっては困るので、非圧縮のTIFだったりすることが多い。
先日手に入れた地図の画像も非圧縮TIF、400DPI、だいたい15000ピクセル四方の画像だった。もちろんカラー画像だ。ともかく重い。容量を確認すると1ギガ近くある。
まずWindowsのフォトギャラリーとかだと、10000ピクセルを超えるあたりから、読み込めなくなってくる。画像が壊れてます、とか言われてしまうのだ。 それで普段使っているIrfanViewを使ってみたが、さすがに1ギガ近くある画像だと、メモリに画像が割り当てできません、という趣旨のメッセージが返ってくる。そりゃそうだよなぁ。エディットできる状態で表示するんだろうし。
さて、困った。何を使えばこの画像を表示できるんだろう。なんとなくPCを再起動して、メモリを使い放題の状態にしてみる。その後、画像をエディットするソフトをいくつか試したが、うまく開かない。PCのメモリ自体はまだ半分ぐらいしか使ってないんだけどな。
そこで、思いついた。こういうときにはArcGIS結構いいんじゃない?いつもは画像を読み込むと、ちりちりと上から表示してくれて、遅い~とうなることも多いが、その実直さ?がこういうときにはいい気がする。
で、ArcMapにこの画像を追加したら、少し時間はかかるものの、きちんと描画してくれた。拡大しても大丈夫。う~ん、きれいで鮮明な地図画像だ。うつくしー。
しかし、このまんまじゃちょっと扱いにくいので、(データ>エクスポートで)さくっとJPGに変換し、通常の作業にはJPGを使うことにする。
ArcGISでの画像の取り扱いは前時代的な処理なのかもしれないけど、このともかく読みこむっていう姿勢も、たまには悪くないもんである。