てくてくダイアリー

GISとか使ってました

ローカル座標系からWGS84への変換

2012-02-08 | ArcGIS

ふとブログを見たら、昨日火曜日の記事がない!すいません。残り記事数を間違えてた。。。

で、今やってる作業の一つは、インドの旧測地座標系による緯度経度をWGS84に変換するという作業である。

日本で言うTokyo Datumにあたるインドの座標系はEverestという座標系である。このEverestも1830とか1956とかいくつかあって、1900年台前半の地図なら1830、それ以降なら1956として作業をしている。日本みたいに地図の測地系とか投影法が地図に書いてあればもっと安心できるんだけど。

ESRIのサイトの情報によれば、Everest1830をWGS84に変換する際は、カスタム地理座標系変換を指定せずにそのまま投影変換すればよいらしい。ふむふむ。

http://mappingcenter.esri.com/index.cfm?fa=ask.answers&q=1002

んじゃあ、Everest1956からWGS84は~~~?残念ながら情報が見つけられない。

で、検索をかけまくって、座標系変換のパラメタが載っている資料を発掘した。

User's handbook on datum transformations involving wgs84
http://www.iho.int/iho_pubs/standard/S60_Ed3Eng.pdf

ただでさえ、数学っぽいのに、英語かぁと涙が出てきそうだが、変換のパラメタ-がたくさんでているだけで、本文はあまり分量がない。がんばるんだ。自分。

現在これに出ている変換パラメターをArcGISのカスタム座標系の作成でどう設定すればよいのかを検討中。

文章中には、このままだとずれが大きいからコントロールポイントを使うとよろしいよ、なんて書いてあるし。そんなこと言われたかてインド全域、無理やねん。でも、コントロールポイントがなくっても、そのままEverestを使うよりはきっとずれは少なくなるはず。

上記のハンドブックにはEverest以外の座標系からWGS84に変換する際のパラメタも出ているので、他の国にも応用できる。もちろんTokyo Datum>WGS84もある。もし、ローカルな座標系がWGS84に直せなくてお困りの方はどうぞ。(そんな人そんなにたくさんいるんだろうか。。。)


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