今年も残すところあと半月ほどである。昔はこの時期になると「今年もあれができなかった」とか「年内にあれをやらなきゃ」とか、あせったりしてものだが、今はといえば「うううう」とか「あああ」と擬音語を発することぐらいしかできなくなってきた。これが年をとると言うことか。
このまま年をとり続けると、一年中「うううう」と「あああ」で過ぎ去ってしまいそうである。
さて、楽しかった先週の鳥瞰図表示のついでで、鳥瞰図の上にシェープファイルを重ねて表示をしてみたいと思う。重ねて表示するのは、以前ダウンロードしたe-Statの国勢調査のデータだ。
シェープファイルを地形のでこぼこに沿わせて表示するには、やっぱりArcSceneを使う。先週の通り鳥瞰図が表示できたら、さらに「データの追加」アイコンで、シェープファイルを追加する。えーっとシェープファイル名はh17ka13105.shpだったかな。
シェープファイルを追加すると以下のように表示される。
まだ地形に沿っておらず真っ平らな緑のやつがシェープファイルである。
でこれを地形に沿って表示するには、DEMをでこぼこに表示したのと同じように操作する。具体的には、h17ka13105レイヤのレイヤプロパティを開いて、「基準高度」タブ内で、「指定したサーフェス上に配置する」を選択し、DEM名を指定する。今回の場合だと、bunsp5m2というグリッド名を指定する。
これで「OK」をクリックすると以下のようにレイヤが表示される。
なんかDEMの段採図とシェープファイルの色が部分部分で入り混じっていて気持ち悪いな、という人もいると思うのだが、長くなりそうなので(実際かなり長い)今回は見なかったことにする。きれいにポリゴンが表示できたとすると下にあるDEMは見えなくなるわけだから、あんまりここで時間をとっても何でしょう。。。と言い訳したりして。
とりあえず、DEMの方の表示をオフにして、人口の方の様子に注意してみることにする。
例えば、人口密度の分布を鳥瞰図上で確認してみよう。国勢調査のシェープファイルには「JINKO」フィールドに人口が、「AREA」フィールドに面積が入っているので、人口を面積で割った値を地図化してみる。指定の方法は、ArcMapと同じである。
すると以下のように表示される。
ちょっと地形の凹凸でがわかりにくいので、視点を移動して水平方向から見てみると。。。
人口密度の高いところ(濃い色で表示されている町丁目)は谷に沿ったところにあるような気がする。あるいは平らなところなのかな。ちょっと鳥瞰図をくるくる回してみるとよりわかりやすいかも。
もし人口密度と標高や傾斜角が関係あるなら、町丁目毎の平均標高を出してみたくなったりするのが人の常ではないだろうか(強引)。
次回は、町丁目ごとの平均標高や傾斜角を集計してみようと思う。さぁうまい結果がでるかどうか。。。まだ私もやっていないので、次回の記事はどきどきだなぁ。
ではでは、今週は短めだけど、これにて。。。