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*苺ちゃんねる*

★自由のんびりブログです
新しい家族の文鳥の杏ちゃん。と、その飼い主の日記。

お盆。

2014年08月03日 | Weblog
おばあちゃんと買い物をしている人を見て、急に祖父母のことを思い出した。

祖父とは、その当時祖父宅で飼育していた犬の散歩だったり、
ドッグフードを買いに行ったりで、何度か思い出はある。
でも祖母の場合は、ほとんどない。
あるけれども、いつも親が一緒であり、祖母と孫というバージョンがない。

おじいちゃんとの思い出も、、、、
確かあれは飼っていたタロー(柴犬)の餌を
国道沿いのペットショップへ行ったんだった。
祖父の運転は、高速道でもガンガンに飛ばす人だった・・・今思えば、豪快であった。

「おじいちゃん、わたし、トイレ行きたい」
そうかそうかと、私は確かあの時、国道沿いの茂みでさせられた記憶がw
一応草で隠れてるけど、上から丸見えじゃない?な場所で、、、
(いっぱい車通ってるんだけど~(汗))という緊張感が今でも蘇る。

宮崎県と言えば地鶏。
東国原知事の初選挙の時は、それはもう、えらい大フィーバーであった。

スーパーでは生の鶏肉が刺身として販売されている。
ちなみに、ご飯も炊きたてごはんがジャー炊飯器で量り売りになっている。
高齢化の地域では、有りなメニューなのかもしれない。
えびの市には、温泉街もあるので、湯治には良いと思う。
地元スーパーのお惣菜もなかなかあなどれないもんねw

おもてなしメニューとしては、地鶏をしめるのが御馳走。
宮崎に帰ると、まず、鶏をどっかから購入してくる。

祖父が何やら物置のおくでやっている。
そしてツカツカと出口にやってきて、戸を閉めて、私にこういうのだ。
「いちごちゃんは、見てはいけないよ」
見てはいけないよって、戸はちょっぴり15センチぐらい開いている。
夕日に照らされて、鳥が首つっているシルエット丸見えである。
むしろインパクト大。見てはいけないと言われると見ちゃう心理。

「そろそろじいさんが、鶏をさばいているんじゃないのー?」
と、祖母や母に言われて、どこへ行ったんだろうと祖父を探すと、
今度はドラム缶の近くで、こちらに背を向けて何かやっている。
その背中は「殺生」って感じ。やべー。この場面、ダメなんじゃ?と思う。
何かに火をつけて、何かを力いっぱいにむしってるのだ。

「こらこら~、まだダメだよ~」
追い返されるも、もう私には行き場がないw
川で遊んでるふりをして、ちら見する。

じいさんが、一心不乱で、鶏の毛をむしり取っている。
見てよかったものなのか。見えてしまったのだから仕方ないだろうw
ちなみに、この光景を弟は知らない。そして描写を細かく記憶する私に。親はヒク。

川でおじいさんは、地鶏をさばきに。
えびのの川には、炊事場、洗濯場、泳ぎ場などがあり、川と言うのは生活と密接なのだと思っていた。
それが普通だと思っていた。

おじいちゃんといえば、地鶏を川でさばいて、その場で醤油で食べさせてくれたっけ。
ああ、本当に懐かしい。


祖母というと、晩年に温泉に連れて行ったことがある。
それはそれですごく良い思い出で。あきしげという、地元でもちょっと名の知れた温泉がある。
試しに検索をかけてみたら、これまたアットホームなHPで、雰囲気が出ていた(´∀`)

短期外泊で、私と父(義理の息子)と祖母で2泊3日で自宅へ帰ったことがある。
娘である母は諸事情で戻ることが出来なかった。
父と祖母は義理の関係といえど、すげーざっくばらんで、この3人はチーム結束力が良かった。

父「このあと、どうすんの?(田舎で暇だろうに)」
私「噂のあきしげに行ってみようと思うんだけど」
祖母「・・・おばあちゃんも行ってみたいな」

という流れになり、さすがにこれは男の父では手伝うことが出来ないことなので
私が介助することになった。
こういう土地では普通なのか、脱衣所におむつ入れがあって、楽々バンツ的なものを
祖母は自分で処理もしていたし、着用もしていた。これがカルチャーショックだった。
よろよろと歩く祖母であるが、風呂場に入るとテンションがあがり、
まだまだ!と、こちらの言葉に耳も貸さずに湯につかり、またはヘリに座って涼んだり。
あきしげは高原の上の方に位置しているので、これまた眺望もよく、
前面ガラス張りで、向こうは草原一面。衝立など、何もないw
祖母は病院へ帰る間際も、「もう一回!」と珍しくアピールをし、私は2日続けてお風呂へ連れて行った。
「露天風呂に入りたいな」「おばあちゃんは、ちょっと無理だからいってごらんよ」
私はいそいそと、露天風呂と言う名の五右衛門風呂のような可愛らしい風呂に入っていた。
するとおばあちゃんは、室内の風呂からこっちを見て、笑っていた。和やかな記憶。

私は時間に融通の利く仕事なので、特に祖母とは色々な時間が持てたことが良かったと思う。
もうすぐお盆。何もできないけれど、こういう懐かしい思い出とともに過ごしたい。