それでも生きるために

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いじめ被害経験者の「生きづらさ」について(その2)

2021-10-30 | いじめ
 いじめ被害によって強い心理的打撃を受けて、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の状態となっている方はかなりいるはずです。仕事を続けることができなくて、「ひきこもり」の状態になった方、また、うつ病を発症し、自死にいたるケースもかなりあるのではという指摘もあります。
 いじめ被害のために学校に行けなくなると、学力や学歴の面でも不利な状態になります。その結果、収入の少ない働き方を余儀なくされている方も多いでしょう。また人間関係をうまくつくれないために、知人や友人が少なく、社会的に孤立しがちになることも推測されます。

 犯罪被害者や性暴力被害者については一定の支援の仕組みができつつあります。しかし、いじめ被害を受けた子どもたちが成人後にいたるまで体験している困難(「生きづらさ」)についてはあまり関心が向けられていません。さまざまな生きづらさの背景にいじめ被害経験があることは当事者もあまり気づていないことが多いかもしれません。

 私の体験についてはnoteに公開した記事「いじめ被害の体験から考えたことなど」をご参照ください。

 いじめ被害経験者への支援などについて、また記事を書くつもりです。



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