長いゴールデンウイーク、酷い風邪をひいてどこも行けないので2ヶ月前に行った旅行記でも記そうかな。
3年前、旦那は初期の胃がんを手術した。20キロ以上も痩せて、不安を抱えながら、それ以来定年後の旅行を楽しみにこの時まで頑張って働いてきたの。結構ブラック企業でさぁ。大変だったと思う。私たちを養うために一生懸命働いてくれた。ありがとう。
ということで、もう2ヶ月近くも前のことだけど…3月の初めから7泊8日の旅行に行ってきました。
私も旦那も体の調子がイマイチなので海外よりは日本国内がいいということで姫路、尾道、広島、長崎、五島列島の旅にいってきたんだ。
旦那一押しの姫路城。日本初の世界文化遺産になった所。別名、白鷺城。本当に白くて綺麗。
美しさもだけど、このお城、攻防においても優れた城なのよ。中は迷路のよう。天守閣になかなか中に入れないようになっている。中にも石落とし、武者隠しなど色々仕掛けがあって面白い。
江戸時代初期に建てられた城に入ることができてしかも触れるのは日本くらいじゃないかしら?アメリカの歴史建造物なんてちょっとしたところも、とにかく「触るな」だったから。

天守閣から西の丸御殿、百間廊下を臨む。
ここは大阪城落城後、本多忠刻に輿入れした千姫が暮らしていたところですって。

そういえば、この城の敷地内にあの皿を割って殺され、幽霊となって毎夜皿の数を数える「お菊の井戸」があった。
その時ふと思った。あれ?江戸の番町皿屋敷じゃなかったの? 実はこの類の話は日本各地にあり、その中でも姫路を舞台にした播州皿屋敷と江戸を舞台にしたお江戸番町皿屋敷の2つが有名なんですって。
私は落語の皿屋敷が一番好きだわ。
さあ、旅行は姫路を後にして尾道へ続く。