風は東楡の木通りから

クリスチャンフルート吹きパスピエの愛する音楽、猫たち、薔薇の毎日

外脛骨?なんだそりゃ?

2012-10-30 07:52:29 | Weblog
外脛骨ってはじめてきいた。

100人に15人くらいの割合でこの骨がある人がいる。ンで、私もその一人なんだそうだ。

なんでこの骨の話になるかっていうと、芸工展の後のことなのだが、街中歩き回ったせいなのか?その次の日教会便りを地域に配り歩いたせいなのか、ウォーキングでも頑張っちゃったせいなのか、足がいたくなったのである。


右足首の内側くるぶしより少し下のあたりがなんだか痛い。歩くと時折ズキっと痛む。捻挫みたいな痛み。たしかに依然右足首を捻挫したことはある。しかし、その時のように足をひねったこともなければこれと言って心当たりがないのだ。

それほど腫れていないのでとりあえず湿布を張って様子を見ていたのだが、それでもまだ痛みはとれない。

それで整形外科に行ったら有痛性外脛骨だった。

有痛性外脛骨?

レントゲンを撮ったときくるぶしの少し下にでっぱりがあり、小さな骨あった。その小さな骨が外脛骨。

この骨がある人は運動のやり過ぎとか、シューズによる圧迫、さらには捻挫などの外傷が引き金となり、他の人よりその部位に痛みが出やすいのだそうだ。

当たり前のことだけど、15%の人がこの骨を持っているということは85%の人たちはこの骨がないのね。

不思議~!

「スポーツ好きですか?」と医者。「いいえ、それほどでは・・・・」

「わりと若い人に多いんだよね。」(・・・・・)(48歳ですが、なにか?)

また型どりして足につけなければならないのかなと思ったが湿布だけで済んでよかった。痛みも少しずつ良くなっている。

小さな骨があったりなかったり、みんな違うのね。面白いものだな人間の体って。

続・工芸展・街歩き

2012-10-29 07:36:27 | お出かけ・旅行記
続きだよ。

途中ギャラリーKingyoを通りかかったのでのぞいてみた。陶器や大きな陶器のオブジェなど、次男は高校のころ陶芸部だったので興味深そうだったが無口なので私がかわって色付けの仕方などを聞く始末。しっかりしろよ、次男。

根津からくねくねのへび道を通って千駄木に向かう。一緒についてきた次男は、もうこの時点でお店めぐりに飽き飽きしているのだ。
奴は早く谷中銀座に行って「肉のすずき」の名物メンチカツをゲットし、家族で話題になっていた邪悪なハンコ屋「しにものぐるい」に行き、段々坂の猫ちゃんたちに会いたいのだった。

しかし、へび道を歩いているとき次男が唯一行きたがった木工所を忘れていたことに気付いた。木工所はへび道の一つ手前を横切っている道なのでおおよその見当はついていた。地図で確認していると「どこかおさがしですか?」と声をかけてくれる優しそうなオジサンがいた。オジサン(と言っても多分私よりも少し上か同じくらい?)は多分このご近所らしい。木工所について知らないようだったが地図を見て親切にも路地裏の小さい道を自ら誘導し、「木工所はあのあたりだよ」と教えてくださった。お礼を言ってそちらに向かうと残念なことにもうイベントは終了していたのだが、その方のちょっとした親切にふれることができたのがうれしかったな。

早く谷中銀座に行きたい次男に対して貪欲にお店を見て回りたい私、ちょっとだけ、ちょっとだけ、とアクセサリーなどの雑貨屋イリアスを見て回る。アクセサリーは趣味で作ったりしているのでこういうお店はとても参考になる。

イリアスの隣にはあの江戸川乱歩の小説「D坂の殺人事件」に出てくる喫茶店のモデルになったところがある。団子坂(D坂)にあり、その名も「乱歩」。一度ダンナと一緒に来た時に入ったがとても雰囲気のあるお店。店内は少しくらい感じがして、カウンターにたくさんの雑貨が雑然と置いてあり、それがまた何とも言えず良い。店内に貼られたアンティークっぽいポスターやはがきが古き良き時代を感じさせ、お店には看板猫のりょうすけ君がいる。以前マスターにりょうすけ君可愛いですねなどと話したらマスターは色々と猫雑貨のお店を教えてくれたことがあったよ。

今回も乱歩のコーヒーとチーズケーキをいただきたかったのだが、次男は早くメンチカツのある谷中銀座に行きたいのだった。後ろ髪をひかれる思いで「乱歩」を離れ、旦那のために団子坂の「菊見せんべい」でしょうゆ味とピリ辛のおせんべいを買いに行った。途中、昔懐かしい「ちんどん屋さん」が通って行ったよ。まだいるんだねぇ、いいねぇ、ちんどん屋。写真はうまく取れなかったな。

そして、よみせ通りを通って、谷中銀座へ。

谷中銀座は普段よりも人が多い!そういえば前日にあるTV番組で山ピーと香取信吾、ピン子ちゃんと柳原加奈子ちゃんが谷中銀座を食べ歩きしている特集をやっていた。そのせいか人がわんさといる。ソフトクリームとネコのしっぽをかたどったドーナツの「しっぽや」も人、人。小さな谷中銀座商店街では人々がTV番組のリポーターさながらメンチやコロッケ、焼き鳥など食べながら闊歩していたのだ。

さて、お目当ての「肉のすずき」には行列が! ならぶのどうしようかな。あほらしいな。でも、いいじゃん。谷中には何回かきているのにいつも売れ切れでここでメンチを買ったことがないんだもの。「メンチをお土産に買うね」と約束したのもあり並ぶことにした。道行くひとが「いや~、すごい行列だね」「並ぶ気にならない」とか「どうする?」とか口々に言って通り過ぎて行った。そんな人々を横目に「どのくらい並ぶのかな~。」とちょっとうんざり来ていたのだが、並んでいるときもスズキの横の、もともと(ZAKURO)というお店があったところのシャッターの絵が気に入り次男と「この絵いいね」などとお互い好きな点を語り合っていた。そんな時間を持てるのもいいね。だけどあれだけ見て回ったのに次男がまともに作品について語るのは店のシャッターに描かれた絵なのだからおもしろいものだな。

メンチは1個200円。家族分(今日の夕飯のおかず)買うまでに30分かかった。まあ30分ならいいよね。


「夕焼けだんだん」と呼ばれる階段にむかう途中に邪悪なハンコ屋「しにものぐるい」と面白いTシャツを売る「戦う伊藤製作所」がある。名前が何とも面白いが、経営者は同じみたいだね。ゆるきゃらのデザイン・伊藤ネコやほかの動物たちがかわいい。私も「しにものぐるい」でハンコを作ってみた。自分のしるしとして、楽譜に、回覧板、受け取りの際の認印として使っているが、なかなか周りの人に受けている。ちなみに私の持っているのは「へたりねこ」のデザイン。

メンチをゲットしてご満悦の次男ともうちょっとお店を見て回ろうよということになり、夕焼けだんだんから七面坂へいき、そこを横切る諏訪大通りを見て回った。ここの道は歩いたことがなかったが、まっすぎ道なりに池がスタートした上野桜木・カヤバ珈琲の道にでるのだ。

ここでも面白い店発見。のら谷中店、猫グッズの店、ぬいぐるみ多し、今回はクイズラリーでの参加。

このお店の隣にはあの朝倉彫塑館がある。残念なことに改装のため休館中。

薬膳カレーのお店「じねんじょ」。少し歩いたところに香隣舎がある古い民家がそのままお店になっている。この道はそんな古民家のお店が多い。香隣舎ではガラスの作品が展示されていた。ここで昔、アートコロニーのような下宿屋をしていた建物があったことを知った。その写真の数々を見てすごく感激、こんなところに私も住みたい!と思ったがここも老朽化で昨年解体されたのだそうだ。その近くの「絵馬堂」と「間間間」(さんけんま)という古い家そのままのカフェがって「今度は絶対ここに!」などと思いながらあるき、また戻りつつ日暮里駅ちかく・御殿坂手前の「谷中こうの」の信州の自然素材のものに感激し、リース用にシダーローズを買った。

よくあるいたよなぁ。もう足が棒。(のようにほそくなればいいんだけどね。

こうして芸工展めぐりは終わった。また来年の秋にあるだろう。とても一日じゃ全部は無理だから、今度は何回かに分けていこう。谷根千界隈は新しくて面白いお店がたくさんできつつある。おしゃれな人、アートが好きな人、伝統工芸好きなひと、おすすめです。

芸工展・街歩き

2012-10-26 07:23:04 | お出かけ・旅行記
先日の土曜日、谷根千界隈で開催されていた芸工展に行ってきたよ。

芸工展の情報は次男から。奴は大学でデザインを勉強しているのだけど、そこの講師から芸工展があることを教えてもらったらしい。

「お母さん、谷中で芸工展やってるんだって。」

何?谷中で芸工展?そう言えば谷根千の雑誌雑誌に‘秋の風物詩’として芸工展の文字があったな。
お気に入りの場所、谷根千で町中が展覧会!いくしかないでしょ!

ということで次男を連れて行った。

芸工展は「日常の当り前に感じていた町の表現を芸術と同じように大切なもの」ととらえてもう20回も開催されているんだって!谷根千好きを豪語している割に知らなかったなんて!地域も幅広く谷根千のほかに上野桜木、池之端界隈もふくまれる。参加店は120!とても一日で回れないよ!今回は「特にこれを見たい」というところに絞ったぞ。

スタートは上野桜木から。(いつもの散策ルートだけど)

上野の森、奏楽堂、から東京芸大を抜けるとそこは上野桜木ここらは古い建物や古民家、新しい、家やマンションが混在している。

その路地裏に「時代空間ねこじゃらし」がある。ここは本当に素敵な古民家だった!(住みたい!)一階はネコグッズ、二階はギャラリーで、ともくにゆいさんの「ネコとあなとおばけのへや」が表現されてあった。まるっこい猫のオブジェがかわいかった。一階で猫の肉球トントン(肩たたき)を買ったよ。


写真の猫は我が家のマロンです。

前から一度入ってみたかったとっても古い古民家のカヤバ珈琲でランチ。2階に行ったんだけど、普通の家の畳の間、なんだか人の家でご飯を食べている感じ、なんだか不思議。



そのあと、「森商店」でこだわりのオブジェ、陶器などの展示物を見て、「旧吉田屋酒店」(写真)で情報冊子をゲット!
カヤバ珈琲隣のたいとう歴史都市研究会で歴史的建造物の調査報告などを見た。

この後はいつも通り、谷中に来ると必ず立ち寄る「可憐堂ねんねこ家」へ。

っとその前に、ちょっと気になっていたところがあったのだ。

谷中の「繪処アランウエスト」と言う画廊兼アトリエがある。アメリカ人のアラン・ウエストさんが画廊主なのだけど、古い家に屏風絵や掛け軸などがいつも展示されているのだ。ときどき作業中のアランさんを横目にいつも通りすぎているのだが、ガラス戸が開けられていて、ほかにお客さんが来ていたので思い切って、「見てもいいですかぁ~」というと「いいですよ。どうぞ、どうぞ。何か質問とかあったら遠慮なくいってくださいね。」ととっても流暢な日本語で答えてくださった。作品はどれも、う~ん、美しい。色あいも素敵。これがこんな風に描かれるんだ。日本人とは違う視点が面白い。

さて、「可憐堂ねんねこ家」。

ここも古民家がお店。
ここはいつも猫グッズを求めるお客がごった返している。いるんだけど・・・、あれ?人がぽつぽつ。お店はしまってるの?ねんねこ屋は猫の生活に合わせて休業することはあるけど、なんかおかしい。お、営業中の看板はでている。それなのになんでみんなお店に入っていかないの?もういいよ、行こうよという次男を置いて、戸をあけてみた。

「あの~、お休みじゃないんですよね。」というと、
「はい、あ、カフェをご利用ですか?」と店員。
「いえ、猫グッズがほしいんですけど・・・。」
「あ・・じゃ、どうぞ。」中に通してもらったものの、なんだか変な感じ。お店の雰囲気が前よりすっきり。店中が猫雑貨!という感じがない。(あれが好きだったんだけど)。

お店の人に聞いてみるとどうも今年から全面的にカフェになる予定だとか。あ~あ、残念。お店の人には悪いけど、たくさんの人が店の中、外にいて、猫グッズを見ていて、奥の間ではお茶している人、カレー食べてる人がいて、その中を猫が自由に出入りしている、時々、知らない人通しでも猫の会話があったりして、店員さんと看板ネコの話をしたりしての雑然としたそれでいて楽しい、幸せな空間だったのに。なんだか寂しくなった。私的には前のほうがよかったな。

我が家の新入りネコ、リリコとベルに似ている猫プレートを買い、


ねんねこ家のサバ白の猫ちゃんとふれあい(特に次男、奴は猫にとにかく好かれる。次男のほうばかり、すりすり、すりすり。あ~、うらやましい!)


そのあと、ちょっと先にある無・遊舎 音羽屋さんでとっても小さい猫の置物やガラスのお雛様、トンボ玉を見せていただいた。

お次はコーツトカフェ+ショップ。こんなお店があるなんてしらなかった!おなかもいっぱいだったし図々しかったんだけど、本当に店先の展示を見るだけだった。(ご主人、ごめんなさいね。今度はちゃんとここで食べるね。珍しい70~80年代あたりの小さなホームロボットの数々。)優しいご主人がロボットを動かしてくださった。テープレコーダーのロボットだったけど、ちゃんと手が動いて物をつかむような動きもする、おもしろ~い!


もう少し歩くともうこの辺は根津になる。喫茶、ギャラリー「りんごや」では小さな素敵な絵画、銅版画を堪能。(ここはパトロール猫のガーネットちゃんが現れるところなんだけど、今回も会えなかった!)

さあここから千駄木へ。長いので、いつもどおり、続く・・・。

ドングリは結構うまい。

2012-10-06 00:40:57 | 長男のこと

先日長男がドングリをたくさん拾ってきた。小さいころからバケツ一杯ドングリを拾ってくる子だったなぁとしみじみ思いつつ、
「それどうするの?植えるの?」と聞くと、「食べるんだよ。」ですって!

「食べられるんだよ、お母さん、知らないの?」
「知ってるけどぉ~。どんぐりパンとか言うしぃ~。でもさぁ、あくが強くてまずいんじゃないの?」

そして彼は何やらドングリを水に浸して一日置いていた。

ドングリの種類は「マテバシイ」だった。マテバシイ、スダジイ、トチノミは食べられるんだそうだ。

そして長男がマテバシイを蒸してから炒ったものがこれである。



「食べてみなよ、おいしいよ。」と、言うので食べてみたら渋みもなく硬いけれどほんのり栗のような甘さがある。結構おいしいのだこれが。

そこで私は考えた。「クリみたいに茹でたらもっと栗っぽくほっこりするんじゃないのかな?」

実験、実験~!!ゆでること10分くらい。

そしてゆでたものを食べてみた。うぎゃ~!渋い!。渋くて食べられたもんじゃない!
まあ、若干やわらかくなったけどね。。。(^^;)煮出し太水の色が濃い茶色だったから、多分「渋」の成分タンニンが水に溶けてドングリを超しぶくしたようだ。教訓!ドングリは煮てはいけない

しぶしぶでしかめ面の私に長男は言う。「俺的にはマテバシイよりスダジイのほうが好きだな。」長男は専門学校時代に自然環境保全学科にいたのでその時ドングリについていろいろと学んだのだそうだ。

「確かに栗みたいだけど、クリほどおいしくないな。」

長男は時を得たといわんばかりに、目を輝かせてこういった。

「どんぐりはクリより味がおちるからどんぐりっていうんだよ。」

なるほど!勉強になりました。!