吉 四 第

日曜日。
あわよくば受かると思って、中途半場に受けた試験は
やっぱりうまくいかないんだ、と今までだって学んでいたのに、
改めて苦笑いをしながら、動き始めた池袋を歩きました。
街に行って買物などする元気はないけれど、
まだ昼前。何かひとつ行事をしてから帰りたいな。


そう思っていると、目の前には雷門行きのバス。
私のパワースポット、ご無沙汰していました。
もしかして呼んでくれたの？


小さい頃からそうしていたように、同じ道、同じお参りの仕方。
常香炉で頭とお肌に煙をかぶります。
少し意味は違うだろうけどなんとなくお腹にもあててみます。


お参りははるの分もあるので、いつもより長め。
近況報告とこれからのことを丁寧にお願いします。


次は大凶も出るおみくじ。
大凶様には数回お会いさせて頂いております。

今回は　吉　四　第

　　　　　　累有興雲志
　　　　　　君恩禄未封
　　　　　　若逢候手印
　　　　　　好事始総々
一生懸命に立身出世しようとする、あなたの志がみられます。
しかし、目上の人達からは、あなたの未熟さ故に、残念ながら認められません。
されど、良い書き物を書いたならば、すぐにも認められるように、
自分の心をはっきりと伝えることが大切です。
良い事がいよいよ重ねておこりそうです。



解説にはそう書いてありました。
いよいよ。
いよいよって。
なんて響く表現でしょうか。


願望：叶うでしょう。そうすれば終生幸福でいられましょう。


単純だけれど、この紙一枚の占いで雲が過ぎ去り光が差し込んできたようで。
湯河原で癒されて、リフレッシュして、
さらに馴染みの場所でこうやって前向きになれるきっかけをもらう。
私がこれから何をすべきか、少し見えるようになってくる。





まだ焼きたてで温かい人形焼をつまみながら仲見世を歩く。






最近の好きな言葉は　　ビッグイニング
使いたくて使いたくて、でも待っていただけ。


待っていてもだめなんだね。



いよいよビッグイニングをつかみにかかります。