沈黙の春

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人権活動家・陳氏「故郷で報復始まってる」

2012-05-11 22:49:52 | 中国

人権活動家・陳氏「故郷で報復始まってる」

TBS系(JNN) 5月11日(金)18時30分配信

 先週、中国からの出国が認められた人権活動家・陳光誠氏が、JNNの電話取材に応じ、「自分の親族や支援者に対して、共産党幹部らによる報復行為が始まっている」と訴えました。

 「パスポートの手続きをしてくれると言ったので、時間の問題だと思う」(

中国の人権活動家 陳光誠氏)

 中国の人権活動家、陳光誠氏。現在、アメリカへの出国に向けてパスポートの発給を

待っているといいます。

 「敬愛する温家宝首相、私はやっと逃げ出すことができました」(陳光誠氏)

 陳氏が軟禁されていた自宅から脱出し、北京のアメリカ大使館に保護されたのは先月末のことでした。陳氏の扱いをめぐって、米中両国政府は一時、対立。水面下の交渉の結果、「海外留学」のため出国という形で一応の決着がつきました。

 その陳氏が11日、JNNの電話取材に応じました。開口一番、訴えたのは・・・

 「山東省の故郷で狂気の報復行為が始まっています。今、おいが拘束され、上の兄の自由が制限されています」(陳光誠氏)

 陳氏によると、自分が家を出たあとから、地元の共産党幹部が故郷・山東省にいる親族や支援者に対して報復行為を始めたということです。

 「暴力団がこん棒を持って塀を越えて兄の家に突入し、止めようとしたおいを、こん棒が折れるほど殴りました」(陳光誠氏)

 さらに、陳氏を支援する弁護士も何者かに襲われ、鼓膜が破られたということです。

 「この幹部らの違法行為に対し、警察も検察も全く干渉しません。まさに犯罪集団です」(陳光誠氏)

 陳氏のこうした訴えに対し、中国政府は先日、「調査をする」と約束しましたが・・・

 「速やかに調査を開始してほしい。ズルズルしていると、山東省の違法な幹部は職権乱用し、罪を隠してしまう」(陳光誠氏)

 命がけで自宅を抜け出し身をもって中国当局による人権抑圧を訴えた陳氏ですが、改善される兆しは見えてきません。(11日17:09)

最終更新:5月11日(金)22時18分

TBS News i



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