おはなし屋パモンの日記

おはなしを書くのが大好きなパモンの日記です。

時間ドロボー

2020年06月15日 | 日々つつがなし

こちらへ引っ越してきて驚いたのは、以前の自宅で友人だった人が、

今のアパートの近くに住んでいたこと。

しかも、マンションを買い、女一人暮らしを満喫していたことだ。

 

私は、この人の事を、それほど知っているわけではなかったのだが、

とにかく、時間を問わず、人を呼び出す人だなあ・・・ということは

思っていた。

 

ご自分の離婚で、大変なのはわかるが、

夜中まで、裁判の資料を作る手伝いをさせられたり、

裁判所まで来てくれと言ったり、

こちらとしては迷惑千万だった。

 

元夫などは、この人の事を、自分がない人と言って、

嫌っていたが、

そして、この人と付き合う私の事を非難していたが、

自分としては、そこまで悪意のある人ではないし、

まあ、そこそこ付き合っていたのだ。

 

その人と、偶然ばったり道で出会ってしまい、

またお付き合いをすることになったのだが・・・。

 

昨日も、夕方の五時になってから、

「今日までで期限切れのケーキがあるから、食べに来ないか」と

言われ、

昼間ならまだしも、夕方かい!?と思い、

ちょっと常識を疑ったが、

仕方なくいくことにした。

 

一時間くらいで、お暇しようと思っていたけれど、

なんだかんだと時間がかかり、

結局、夕飯までいただくことになり、

しゃべることもなく、二人で、テレビをながめ、

ぼそぼそと話すことに。

 

この人は、今、婚活中で、毎週のように婚活パーティに出かけているのだが、

自分はもてると言う割には、相手の方と長続きせず、

もう十年もそんな生活を続けているという。

 

私が、そんなことをせず、ちょっと辞めてみたら、

すぐ相手が見つかりますよ、というと、

この年で、十年も見つからなかったんだから、

自分から行かずにどうする、と食って掛かられた。

 

そして、どこかに、奥さんと死別したような、

素敵な男性はいないのかとのたまう。

 

そんな、都合のいい男がいるわけないわ・・・と

心の中でつぶやきつつ、この人はホント変わらないなあ…と

呆れていた。

 

というのも、この人の離婚劇に図らずも私は、

付き合わされる羽目になったのだが、

 

私が男でも、この人とはちょっと…と思うよなと感じていた。

 

というのは、この人は見た目はそこそこで、人好きのする

いい方なんだが、根は頑固で、決して折れるということがない。

 

しかも、他人の話を聞いて、すぐに言う言葉は、

 

「でも、それは~」

か、

「だけど、それは・・・」

 

なのだ。

 

つまり、全て否定から入る人なのだ。

 

これは男性にとってつらいのではないか。

 

女性の私でも、まったく話を聞いてくれないこの人と、

何が楽しくて、付き合おうと思うのか・・・。

 

そして、この話し方が、十年経とうが、何年経とうが、

全く変わらないという事に気が付いた。

 

だから、この人がいくら、婚活をしようとだめなのだ。

 

まず、彼女のお眼鏡に叶う人がいないし、

いても、この否定から入る話し方で、

大抵の男は逃げていくからだ。

 

そして、この人が、昨日私を呼んだのは、

単に、寂しいからだと思った。

 

夕方の五時に人を呼びつけるその神経も疑うし、

この人には、自分以外の人が、どれほど忙しくしている、

ということが分からないのだ。

 

つまり、他人の時間を奪っても平気なのだ。

 

私は、過去のこの人との付き合いを思い返して、

彼女は私の時間を奪っても構わないと思っているのだな、

と思った。

 

自分の話を聞いてくれ、自分のヒマな時間を埋めてくれ、

自分の寂しさを慰めてくれる人を彼女は求めているのだろうが、

私はごめんだわ、と思った。

 

何が楽しくて、こんな否定人と付き合わなければならないのか…と思った。

 

そして、いったんは縁が切れたと思ったこの人が、

また私の前に現れたということは、私はこの人との付き合いを

考えなければならないということなんだなと気づいた。

 

このような自己中で、自分の事しか考えない人との付き合い方を、

学べと言われているのだと思った。

 

そのような人との付き合い方は、たった一つしかないだろう。

呼ばれても行かないことだ。

 

私の時間を奪っておきながら、感謝の一言もない、

このような人との付き合いを辞めるということだ。

 

それが出来ずに、

(気が弱くて…?もしくは、悪いと思って…?)

ずるずる付き合ってきた自分にも非があったと思う。

 

まあ、彼女はおそらく、再婚は難しいと思うし、

それは彼女の学びだから、しょうがないけれど

(彼女の課題は、自立ということだと思う。

彼女がひとりでも生きられると思った時に、

ちゃんとしたお相手が現れると思うわ)、

 

それに自分まで付き合わされことはないわ、と思った。

 

 

 

☆それでは今日もよい一日を。

 

*こういう人から時間を奪われずに、また、

喧嘩もせずに、上手くお別れすることを

学べということ、それが私の課題だと思った。

 

 

 

 

 

 

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