挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

シナリオライターを目指す徒然なる一言(携帯でもリンクで飛べるようになりました♪携帯でもご覧ください)

「シバトラ」と「モンスターペアレント」と堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ(仮)」

2008-08-27 00:10:58 | ドラマ・映画
「シバトラ」

呆れてものも言えないストーリー…とこれ以上今週のストーリーを書き出すと辛らつなだけに終わるのでやめておく。

ただ、覚せい剤使用者の症状、親娘の和解、シナリオの組み立てについて深く調べて考えたのか…というところが上のような書き方の原因になっている。

とにかく、下調べが重要だとプロのシナリオライターの方々はあちこちで言われているが、実際のドラマでは最近全部捨ててるようなドラマが多い。

制約要件を想像しながら見ているが、それを考慮してもこのドラマは疑問がある。

ということで、出演陣でとても気になる演技をしている大後寿々花について。

コミックの設定ではシバトラに好意を持っていることになっているが、そのような雰囲気がドラマ上出てきていない。

これはシナリオ・演出の問題ではなく、大後寿々花のキャラクターの捉え方が少し甘いためと感じる。

好意の出し方をこのドラマで工夫できれば、次のドラマで生かせるはずだが最終回までに気付くだろうか。



「モンスターペアレント」

このドラマは最初の2,3回はゴツゴツしたシナリオだったが、ここのところ毎回いいテーマをうまく提示している。

それでいてこの視聴率なのは、ドラマの華がつくれないためだがもったいないと感じている。

米倉涼子と佐々木蔵之助で華を作っていれば、後2%以上は上乗せできたと感じるが佐々木蔵之助さんのスケジュールが押さえられなかっただろう。

一般的に2年先まで売れっ子になるとスケジュールが押さえられるので。



堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ(仮)」

記憶にある演技をした「エコエコアザラク」の北川君なら…なぜ歌手を起用するのか理解できない。

シナリオライターとしては、かなりシーンの作り方に気を使わなければならないことになってきたと感じる。

基本はピアノか何か楽器を弾いてるシーンで堀北真希と会話するシーンにする可能性がある。視聴者にセリフの違和感を感じさせないために。

あるいは、堀北真希のセリフを多くしてワンアクションで北川君にセリフを言わせる手法か。

後はリアクションがうまい堀北真希にまかせるか。

いずれにしても、シナリオが難しくなったと感じる。
雫石令のホームページ[魔法のiランド]


2 コメント

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イノセント・ラヴ (まりこくん)
2008-08-27 18:25:31
こんにちは。

このドラマ、私も何だかんだ楽しみにしています。

私は堀北さんファンとまではいかないけれど、
前から堀北さんを良い女優さんだなとは想っていました。
そしてシナリオライターさんのブログを読んでいて、
堀北さんを絶賛する感想等も書かれていて、
これからまた改めて堀北さんの演技にも注目してみようかなと想っています。

最近は良い女優さんが増えてきて、
個人的に蒼井優さんや上野樹里さんが凄く好きなのですが、堀北さんや長澤さんも好きだし、
いろんな個性や可能性のある女優さんが沢山居るのは嬉しいですね。

ところで、この脚本やら製作チームがラストフレンズ繋がりということで、個人的に一番に心配しているのが脚本です。

と、ラストフレンズの脚本家さんは素晴らしい実績などがあるし、ラストフレンズも良い台詞や人間関係の繋がりが描かれていたけれど、やっぱり後半部分は凄く違和感があって複雑でした。

実際ラスト部分など賛否両論あったので、
この作品ではまた新たに良い意味での気合いを入れて望まれているだろうと想います。

演出(特に映像)も良かったので、
今回の作品もやっぱり期待しています。

堀北さんの相手役の北川さんが選ばれたのは私もビックリしましたが、天真爛漫な部分と何処と無く孤独を漂わせる部分を持ち合わせた役として、
イメージにぴったりな気もするので、

彼の良い部分をドラマの中で引き出してくれることを祈ってます。

そして堀北さんの演技にも要注目です。

(私の中で堀北さんの今まで演じられた役では、
 三丁目の夕日シリーズの六ちゃんが一番好きです(^^))

と、長々なってしまいスミマセン。
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イノセント・ラヴ (管理人)
2008-08-27 22:13:45
こんにちは。

堀北真希さんをベタ褒めしているので、ファンと誤解される部分があるようで(苦笑)

堀北真希さんを褒めるのは、失敗を改善し成功におごらない姿勢があるように見えるので肩入れしているからです。

六ちゃんは東北出身者から見ると驚きのセリフ回しです。

東北弁の雰囲気を出しながら、標準語に近いセリフで話してるので。

まんま東北弁で話したら全国の人は分からない部分が出てきますが、それが無いのが堀北さんの工夫でしょう。

後、堀北真希さんの課題は恋愛表現だけかなと思っています。

今回の月9でどう表現するか、失敗しても成功しても次につながるので表現の仕方に注目しています。

さて、「ラスト・フレンズ」のラストがぐだぐだになったのは個人的に脚本家のせいだけではないと考えています。

とはいっても、わたしもあのラストでずっこけましたが。

個人的な想像では長澤まさみ、上野樹里と瑛太のうち二人が本来ラストで死ぬシナリオだったのではと考えています。

ところが、ラストになるにつれ上野樹里と瑛太の演技でドラマの視聴率を支えているのが浮き彫りになり、制作側でそのシーンの書き換えの要求があったのではと思っています。

そうでなければ、ラストシーンでトラックの前で上野樹里と瑛太のバイクが転倒するシーンを作る必要がないと考えます。

転倒した後に何も起こらなかったのが証拠です。

また、美知留の出産を難産にしながら何も起こらなかったこと。

いらないシーンは作るなが鉄則なのに、繋がらないシーンがある。おかしな話です。

予想外の視聴率と視聴者の反応で悲劇的な要素を減らすことがシナリオライターに要求された…そんな気がしています。

その結果、一人子供が生き残って最後に残った誰かが子供を育てるというストーリーが崩れ、ドラマとしての面白さが減ったのではないかと思っています。

今回、月9担当はベテランライターへのお詫びに時間を異例なほどとったようにみえます。

その理由は、この時期にドラマのロングストーリーが出てくるのは近年まれなので。

ということで、シナリオの心配は視聴率と視聴者の反応でどう手を入れてくるかだと思います。

前回は悲劇的な話に終始するつもりが、視聴者が救いを大きく期待したためと上野樹里に対する評価が高くドラマのラストに残さなければいけなくなった。

その結果、取り終わった最終回を生かしながら、最低限の変更で全員生き残らせるというラストにせざるおえなかった。

「ラスト・フレンズ」のラストはそんな事情かなと考えています。
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