挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

シナリオライターを目指す徒然なる一言(携帯でもリンクで飛べるようになりました♪携帯でもご覧ください)

松たか子「役者魂」と「ひばり」

2006-11-21 22:37:43 | ドラマ・映画
松たか子「役者魂」

いよいよ松たか子中心の話しに展開がなってきた。
ただ、気になるのがあっさり加藤ローサから森山未來が
松たか子に気持ちを移す経過がなかったり、いがみあって
た親同士が経過説明で業務提携したりと少し脇の物語りを
あっさり書いてしまったこと。

最後に松たか子にもどってくるが、そうやって進めた話に
松たか子を持ってきても感情移入はしにくいと思う。
ただ、キャバクラで稼いでいる姿ではなくゴミ回収で稼いで
いる姿を見せたのは話しの戻し方としては善かったと思う。

いかにも君塚さんらしく実験的な脚本だ。
そして、本来一般的にはコテコテな話しになっているのに
今回は少しジーンと来た。
こいういシナリオの常道から外れたシナリオの作りもあるのか
と改めて思わされた。

松たか子「ひばり」
松たか子と蜷川氏がタッグを組むと東京ではチケットが取れない。
案の定全てのチケットが抽選ではずれた。

まず、松たか子は文句なく天才女優だ。以前観た「セツアンの善人」
は凄かった。再演だったが、仮面を被ると強欲な金貸し、仮面を外す
と人の善い娼婦。

この一人二役を完璧に演じていた。3度は観たがこれほど感動した女優、
は宮菜穂子さんを除きいない。

それほど、凄い演技だった。似たような感動は兄の染五郎さんの「バイ
マイセルフ」の演技。もう10年前になるが。

以来、この兄妹の舞台は観ようとするがなかなかチケットが取れない。
といっても松たか子のファンではないが。