挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

シナリオライターを目指す徒然なる一言(携帯でもリンクで飛べるようになりました♪携帯でもご覧ください)

「ブラッディ・マンディ」と「スウィングガールズ」と堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

2008-11-09 00:57:26 | ドラマ・映画
「ブラッディ・マンディ」

このドラマもこの後に及んでも主人公が振り回されるドラマだ。

そして、ドラマで大切な視点がバラバラなドラマでもある。つい最近の「バンテージポイント」の作りに似ているが、あの映画と違って集約しないのがこのドラマの問題でもある。

今週も内容として何か進捗したのか不明なまま終わった。ここまで内容が進まないドラマは新感覚ドラマとして見るしかないような気がしてきた。



「スウィングガールズ」

このとき部長役で出ていた高橋一生は「医龍2」で人気爆発らしく、本日の舞台蜷川さん演出「から騒ぎ」の出待ちで数百人に追いかけられていると知り合いから実況中継が今入った。

福士誠治君は今フジ月9「イノセント・ラヴ」に出演。

それはさておき、この映画から若手が多数輩出されたのは興味深い。貫地谷しほり、本仮屋ユイカ、平岡祐太はこの時点で他より目につく演技をしている。

上野樹里は主役っぽいポジションながら今の演技より大人しい演技をこのときはしているのが、逆に興味深い。




堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

遠方の知人に意見を聞いたところ、第1話のヒロインの盗撮、ストーカーのような行動で第2話以降見る気をなくした人間が多いらしい。

これはシナリオライターが、一般視聴者がどう感じるかを理解していなかった責任が大きいと感じる。

言われなくても個人的にもそう感じるが、制作側にその大きな失点を補正する動きがなさそうなのが問題に感じている。

もっとも、今日のダイジェスト版では第1話の問題の部分はかなりカットされていた。かなり指摘がいったのだろう。

ただ、指摘されなくても放映前におかしいと感じない感覚が怖い。

ということで、第4話も予告編を見てかなり心配しだしている。

一度大きな違和感を視聴者に持たれても、ヒロインのキャラクターは当初の企画通りはっきり明るく前向きなキャラクターに変えるべきだと思っている。

特に再三書いているが、毎週泣かせるのはやめて欲しい。

ヒロイン佳音が辛い境遇でもこれだけ毎回泣かれるとそれなりにかわいそうとしか感じなくなってくる……と同時に暗いドラマという印象を持つ。

泣かないヒロインにするだけで、その後は一度泣くだけで悲しさは相当大きく伝わるようになるだろう。

そうしなければ、このドラマの立て直しは難しいと感じる。そして、ヒロイン佳音につけた余計な設定は基本佳音は最後まで知らないストーリーにする必要がある。

認知療法という治療法を念頭に置いて書かれたドラマかもしれないが、今の精神医学の分野ではかなり意見が分かれている治療法でもある。

簡単に書くとこの治療法で精神的なダメージがあっという間に治るものでもない。

このことから、ヒロイン佳音が自分の過去に気付くことでそこから先のストーリーは行き詰ると感じる。

仮に無理に進めてもありえない話になるだろう。

そして、第4話の予告編を見ると単に刺激だけを求めて、それを見る側がプラスに感じるかマイナスに感じるか考えないドラマにも見える。

このドラマは主要な登場人物が、ほとんど一般的でない違和感があるほど刺激的なキャラクターなので、ストーリーの刺激性は不要だろう。

シナリオライターが何を考えて、これほど普通ではそろわないキャラクターをそろえてネガティブなストーリーにしているか……その意図も見えない。

ラストがクリスマス付近のシナリオとして……どうなのかというのは強く感じる。

また、それぞれの問題もこれだけたくさんあると深く書くことは不可能なのも、ネガティブなストーリーにする意味が理解できない。

虐待、ゲイ、放火殺人、薬殺未遂……と事柄をあげるだけでも普通の連ドラでは一つないし、二つあれば十分な事柄に思える。

と今日もかなり問題点を書いたので、今後の方向性をまとめて書く。

(1)佳音のキャラクターを辛い過去我慢して前向きで明るいキャラクターとし、今後原則泣かせない。

(2)佳音の友人となるべき人物を登場させ、そのキャラクターは少年院出身者で更生した女性で佳音を支える役。

(3)佳音の過去は最後まで本人は知らないまま

最低、上の3点は早急に修正してドラマに反映させるべきだと感じる。
雫石令のホームページ[魔法のiランド]