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山下智久「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命」と堀北真希主演「イノセント・ラヴ(仮)」

2008-08-29 18:30:08 | ドラマ・映画
山下智久・新垣結衣「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命」

一話との整合性を無視して話しを作ったなと…最初に感じた作りだった。

それは、片や切断、今回は接合。どんな違いがあったのか、それは見る側からすると興味があるだろう。

列車事故による切断でも接合できるケースがあるからで、メスで意図的に切った場合は切断面がきれいなため接合の可能性は高く感じる。

とすると初回はなぜと振り返ってしまう。

切断された場合、可能性を考えて今回のようなビニール袋にいれ、かつできれば低温保存できれば接合の可能性が高まるということを医学書で読んだことがある。


それはともかく、テーマは家族かもしれないが黒田が外科医としての能力を喪失するのと子供の怪我と病気は両方必要だったのだろうか。

そして、新垣結衣。残念ながら話しの流れに沿った感情の起伏の表情ができていない。

セリフ回しもほとんど抑揚がつけられていない。

総合的に見て、先週書いたように新垣結衣の演技は、黒田に対する罪悪感とヘリに対する恐怖感を表現するのに無理があった。

ここにきて新垣結衣を中心にすえたシーンを作ったが、やはり主役としての意識が制作側にあるような気がする。

ただ、残念ながらそれに応えられる演技力は今の新垣結衣にはない。

「ドラゴン桜」の不良役は、面白い演技をしていたが、その後の主役が今作っている主役と変わらないキャラクターなのが新垣結衣の不幸かもしれない。

どのドラマもここのところのキャラクターはその区別がつけられない。もう一度、いじめ役か冷たい役とか…そんな真逆の役で役作りの仕方を思い出して欲しい。

このまま、同じキャラクターを演じ続けると数年後のドラマでは主役ではいられないだろう。

現状では、長澤まさみの演技力よりかなり見劣りがする。

そして、準主役でありながら比嘉愛未の演技は、メインの出演者の中で抜けている。

そのため、本来メインキャストに視点がいくべきシーンで比嘉愛未の演技に目がいくケースがあるのはドラマとしては困った問題でもある。

もっとも、その点を考慮して意図的に後半から比嘉愛未のシーンを増やしている気がする。

今週は、何故か「最終回間近スペシャル」なるものが放送された。最終回までの視聴率のテコいれと思うが、「CHANGE」を思い出す。



堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ(仮)」

テーマが足りないので、再び話題に。

大分、細かい内容がフジテレビのホームページに出ていた。各登場人物のキャラクターの説明が出ている。

初回で多分、主人公の秋山佳音の両親殺害の犯人の見当がつく作りになりそうだ。カギを握るのは瀬川昴と個人的には推測している。

大きな秘密と書かれれば、それしか思いつかないからだが。

各キャラクターの説明がここまで書かれていると初稿はもしかしたら半分以上できているような気がする。

ただ、逆に作りこみすぎてシナリオが難しくならなければよいが。


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