「つるべ下がり」から帰還する面々をぼーっとお出迎えする。
いやぁ、初心者にいきなりこれは驚きましたわ。ご迷惑をおかけしちゃって。
と同行者が後続のご一行様に
頑張りましたね~。と声をかけられ、へたり込む我々を微笑みながら労り
特段休むこともなく先へ進まれた
続いて逆ルートでこれから「つるべ下がり」を登っていく若夫婦を見送る
「たてばり」を降りていくことを想像すると、ぶるっと来る
石門をくぐってあの細い「たてばり」を降りていくなんて
もし、中間道が通行止めでなかったら、そういうことになっていたんだ…。
こっちルートでまだよかった
頭痛も何となく治まったような気がして、そろそろ出発。
あとは残す2つの石門を目指して歩くだけ
と思いながら、テンポよく進んでいたところに、
不意打ちの様に現れた鎖場「片手さがり」
まだあったんだ…
鎖場への気力体力はすべて使い切った感でいっぱいだったから
どうしたもんだ…と萎える
しかも高さは先ほどの「たてばり」「つるべ下がり」ほどないのに、
片手と称されるだけあって鎖のある位置とその斜度の厳しさに迷いが生じる。
でも行くしかない
岩場に無事降り立つと、急激に吐き気が襲ってきた
持ってきていたロキソニンを飲んでみる。
少し先の分岐点の看板を前に、
第四石門まで行き見晴台を経て中野嶽神社に戻ると確認したけれど、
この体調だと難しいかもと、泣く泣く迂回路で県道に戻る
中之嶽神社に寄る気力もなく、駐車場に着いたのは12:25。
第一から第四までの石門をすべてクリアしたかったけれど、
鎖場はスリリングで達成感を味わえ、振り返ると楽しかった
「かにの横ばい」が落ちたら大変なことになるぞと怖かったという同行者に対し、
第2石門をくぐるのが一番難儀したとは小太りさんの
体験したものだけが味わえるこの高揚感に、いつまでも酔いしれてしまう
行程は思いのほか短かくなってしまったけれど、大満足の妙義山となった。
でも・・・今のチヨコさんの御気分は最高でしょう!
何たってやってしまいましたものね。
孫も初めての鎖に V(・・)V
印象深い妙義山になった様です。
今のチヨコさんでしたら大文字山も挑戦できそうですね。
体調が悪るというケチがつきましたが、それを帳消しにしても余りある楽しい時間を過ごせました。
お孫さんもたかさまの血を受け継いで…素晴らしいですよね!
お孫さんと私とでは動きがまるで違いますが、妙義山を通して同じ思いを感じたのでは!と思っております(*´▽`*)
この私が大文字山ですか?!
たかさまがそう言ってくださるだけで、ものすごく励みになります!