しばし眺望を堪能し艫岩を後にしたのは11:59。
荒船山最高峰の経塚山を目指す!
といっても、ここからは遠くから見ても平たい山上台地。
経塚山の山頂までゆったりハイキングを楽しめるはず!
すれ違った方にパワースポットと教えられたポイントにたどり着いたのは12:16。
苔をまとった石祠を中心に、葉を一枚もつけないすらっとした木が数本、
結界のように真っ青な空に向かって伸びる様は
まさにパワースポットを感じさせる趣。
ただ、パワースポットだからといってどうしていいやらわからず、
結界の中に入り込み、祠の脇で空を仰ぎ見て何となく気を浴びてみる。
青い空と光と、それはそれは美しいものがあった。
続くファミリーに、同様にパワースポットらしいですよ。と伝言ゲームをし
記念写真を撮って差し上げた。
ファミリーもわ~っと歓声をあげつつも、
だからといってどうしていいかわからない様子が可笑しい。
少し先を行くと、左手前方に何やらピンクの花の一帯が!
初めて見る花。なんていう名前なんだろう。
艫岩のところにも少し咲いていたけれど…。
サクラソウに似ているけれど、でもそこまで柔らかい感じではない。
またまた気づいたら激写。
先のファミリーが到着したので、群生地から山道に戻る別道を辿ると
❛クリンソウ群生地❜という看板が立っていた。
これが、クリンソウだったのかぁ。
最近ブログの中でよく見かけるワードだったから
どんな花なのか一度見てみたいと思っていたので嬉しかった。
クリンソウ群生地を後にしたのが12:21。
星尾峠への分岐で、いよいよ山頂!
が、このままゆるっとハイキングで山頂に立てるのかと思っていたら
思いがけないプチ急登。
これが、本当に予期していなかったので苦戦した。
もう、え~~~~~って感じ!!!
しかも、強風に煽られながらで、変に力が入るしもうドキドキ!
どうにかこうにか山頂に辿り着いたのは12:44。
登頂の記念撮影で驚いたのは
「荒船山経塚山山頂1423m」と書かれた白いプレートが
固定されたものではなくあっけなく持ち上がったこと。
それを手に、びっくり大笑いしながらの撮影は楽しかった。
撮影後は、行きのPAで購入したおこわのお昼を。
星尾峠分岐にたどり着く前から、何か口に入れないと
また頭痛やらが襲ってきそうな予感がしてて…。
レジャーシートを引くのもやっとの強風の中、
一口、二口と含むおこわのその美味しさったら!
もう最高なのであります!
先の懸念事項がおこわがのどを通る度に解消していく感じ。
体の隅々まで、エネルギーが行き渡る感じ。
樹林に囲まれ展望はないけれど、
木漏れ日と風に揺られる木々の陰が地面のキャンパスに描く様を
シートから投げ出した足の先から見ていると
初代のこのトレッキングシューズに無性に感謝の念が湧いてきた。
靴擦れが気になるけれど、アップダウンが激しくなく、
泥濘が予想されるような時は一度はお役御免としたのだからと
汚してもいいと安心して履ける。
何だか初心に帰ったかのような清々しい気持ち。
さて、後続のファミリーにまたしても白いプレートのことを告げ、
大笑いして集合写真を撮って差し上げたら、下山開始。
強風で下山時吹き飛ばされないか心配する中、
片付けるシートが煽られ飛んでいきそうになり
危ないところだったね~と安堵する同行者に
古いシートだから…と口走ってしまったところ
山にシートを放置していくことになるでしょと叱られ…。
今後の自分への戒めのために、そんなことも記録しておきます。
反省。
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