一期一会の日々

日々のあれこれ

営業記録

2013-05-27 01:12:59 | 日々の出来事

今年度はスタッフ全員が、すべての営業を担当することになった。
今まで足を運べなかったところを押えておくため…だったらしい…どうやら。

リストに上がっているところを1つ1つ当たっていく。
まずは年度始めということもあり、ご挨拶程度の気持ちで伺う。

営業先は同じカテゴリーなのに、規模の大小など本当に様々だ。
どちらかというとゴチャゴチャしたさびれた雰囲気の、小にあたる方ばかり続いていたエリア。
初営業としては、何となくそういったほうが気楽に伺えるものだ。

さて、ビミョーに楽しくなってきたお次は駅前の一軒。
何かたたずまいが違う。今までとは違う匂いがする。
自動ドアを入ると、ゴージャスな革張りのソファに、胡蝶蘭の山々。
お花屋さんでもこんなに胡蝶蘭を置いているところはないだろう。
胡蝶蘭にささる札にかかれている名前が、またあまりにもうちの職場とはかけ離れていて場違いこの上ない。
受付に名刺をお渡しすると、少し待たされ2階へと通される。

待ち受けてくださったのは、品のいい部長紳士に、その奥様?と思われるような、フォーマルドレス、しかも昼間からイブニングドレスのような出で立ちの女性。
促されるまま席に着くと、ほどなくしてちゃんと蓋付きのお茶が出てきた。
そのお湯飲みも一目で高価なものとわかる。
ゴージャスすぎて頭が真っ白。
しかも挨拶程度の気持ちで伺ったのに、人として以前に職場としてお互いまったく知らない状態で、何を話せばいいのやら。
うんでもなくすんでもなく話を聞いてくれ、質問もいただき、しどろもどろになりながらも話をつなぐ。
お茶をすする紳士。しばらくしてそれに倣う女性。
こんなにも喉が渇いて仕方がないのに、作法に自信なくそれに続けない自分。
あー、早く終わりにしてしまいたい!!
やっとやっと、解放される。
外の日差しが眩しすぎて、涙が出そうになる。
でも気になっていたことをすぐに確認する。
名刺を見る限り、お二人は夫婦ではなかった。

翌日、今まで担当していたであろうボスに報告。
なんとボスも足を踏み入れたことないとか…!! そうなの?!
で、先の、今まで足を運べなかったところ…になるのか。了解。

ところで、出されたお茶は必ずいただかなくてはいけないとか。
営業の基本中の基本だよと。しかも美味しそうに、と。

基本中の基本を怠った上、ゴージャス オブ ゴージャスにくらくらしてしまった1日。
どう考えてもうちの職場とは縁がなさそうだけど、でも約束しちゃったから、また行かなくちゃ。

お疲れ、自分。



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