水に浮かび物思う

カリフォルニアの海でカヤックに出会う。キャンプやハイキングの話も。

サンフランシスコ再訪 二日目

2009年07月06日 | 旅行

サンフランシスコ二日目。朝、洗面を終え、ぼくとEは坂の下にあるコーヒーショップへ行った。Peet's Coffee。ぼくとEにとって思い入れのあるコーヒーショップである。それからベーカリーでバゲットを買い、家に帰って朝食にした。豆をつぶした中東料理のハマス(好物)とブリーチーズをバゲットにぬって食べ、食後に昨日のファーマーズ・マーケットで買い求めた大ぶりのいちごをデザートとした。

ワインに会いに
車に乗り込んだ。目指すのはソノマ・カウンティ。ぼくにとっては今回の旅の副題ともいえる、ワイナリーの巡礼である。オーイェイ!



90分ほど車で移動し、ヒールズバーグについた。ここにくるといつもそうするようにまずはOakville Grocerryで軽く食事。ここはワインや、ジャム、瓶詰めのお惣菜などが所狭しとならんでいて、みているだけで楽しい。

ここからは狭い道に入り、Dry Creekへ北上する。するとワイナリーがぽつぽつと見えてきた!







Eには悪いが、試飲をするのはぼくの役目。白、白、赤、赤、赤、といった具合に、一つのワイナリーで5種類くらいの味見をさせてもらう。気に入ったものがあればそれを買うし、特に買うつもりが無ければテイスティング代を支払う。テイスティング代は大体5~8ドルといったところ。まれにタダというところもあるし、逆に15ドルくらいのところもある。ボトルを買えばテイスティング代はリファンドしてもらえる。ワインに関してよく言われることだけれど、値段と味は比例しない。ただ、値段と手間ひまはひょっとしたら比例するかもしれない。しかし手間ひまをかけたからといって醗酵過程を全てコントロールできるわけではない。そのあたりがお酒の難しいところであり、面白いところでもあるんだろう。







ぼくとEはワイン畑ののどかな景色と、テイスティングを楽しみ(もっとも楽しんだのはぼくだけだったけれど)、帰路についた。

カリフォルニアのよさは、土地の恵みが身近に感じられることだとぼくは思う。バークレーに住んでいたころはEと毎週のように近所のファーマーズ・マーケットに出向いたものである。そこでは地元の農家の人たち、ジャムやパンを売る人たちなんかがテントをたてて、新鮮な市が開かれているのである。少し大きいマーケットにいけば、フルーツをふんだんに使ったスムージーや、サンドイッチの屋台や、アートや、音楽なんかも加わって、それはそれはにぎやかで楽しいところになる。ぼくらはそういう国籍不明の、なんかちょっとワイルドでイージーな雰囲気が大好きだった。カリフォルニアにはワインがある。有機野菜や果物はふんだんにある。牡蠣や蟹だって獲れる。ここに住んでいる人はみんな、地元近辺のちょっとしたいいものを食卓に乗せたいと思っているのだ。

本日の夕食は前もって決めてある。

ステーキ
じゃーん!ステーキなのだ。Houston'sという、全米に展開しているちょっと高級めのステーキハウスである。ここのステーキがサイコーにウマイのだ!



カリフォルニアに住んでいたころは、この土地の空気にやられてぼくもEも少々ベジタブルに傾倒していた時期があった。お肉が食べたいと思うことも少なからずあったけれど、巨大ステーキのような食事をすることもなく、気がつけば帰国の時を迎えたのだった。実はそれが今となっては心残りで、ぜひHouston'sかRuth Crisに行きたい!と願っていたのだった。

この店でぼくらは、じっくりとローストされた分厚いリブアイと、日本人好みの味にマリネされたハワイアンステーキをオーダーした。ジンを頼んでちょっと酔い、今日訪れたワイナリーの話なんかをしつつ、分厚い肉にナイフを入れるのは至福の時間であった。


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