7月11日(月曜日)
梅雨もあけ、さすがにスーツの上着が苦しくなってきました。
巷間、節電がキーワードになり、前倒しのクールビズが言われます。
他の法律事務所のクラークに聞いても、「ご相談者が、事務局の前を通るとき、必ずと言っていいほど、『クールビズで』と言い訳されるのが面白い。」などといった、場慣れしない対応が多いように思います。
元々湿度の高い日本の梅雨時から夏にかけては、スーツはなじまないと思っていました。
フィリピンなどは、民族衣装のテイストの、白のオープンシャツが正装だとか。
文明開化のおり、気候も風土も全く違う欧米のスタイルをそのまま『輸入』した名残でしょうが、そろそろ日本独自のスタイルのコンセンサスを作り上げてゆく時代ではないでしょうかね。
しかし、政治家のクールビススタイルは、みれたもんじゃないですね。
半袖のサファリジャケット。
今時、どこで売ってるねん?
昼からは、先般尾埜合同法律事務所と顧問契約を結んだ、広告・企画会社のA 社のO 社長がおこしになりました。
「顧問契約の内容として、定期に従業員に向けたセミナーを開催してほしい。」
契約時のご要望でした。
顧問先のニーズにもよりますが、尾埜合同法律事務所の顧問先との関わり方は、3種類のパターンがあります。
従来の、「何かあったときはよろしく。」というパターンから、前倒しのご提案型まで。
ご提案をする以上、その業界についての研究が必要になってきますが、そんなに難しいことではありません。
目の前にその業界にどっぷりと浸かった顧問先があるのですから、まずは、その代表の方といろいろじっくりお話をし、なまの事実を学べば良いのです。
そのうえで、法的な問題点を洗い出し、「一般的」なアドバイスから、「個別具体的」なものへ。
そのノウハウの積み上げが事務所の財産にもなってゆきます。
本に書いてあるレベルのことは、そのままでは現場では役に立たないことが多いですから。
今回の顧問先は、広告、イベント関係の業種です。
著作権、景品表示、その他、業界独特の関係法規があります。
もちろん、金澤 昌史弁護士や崔 博明弁護士は、関係法規の大雑把は把握していますが、実際の運用について、具体的な視点をもって調査・研究することが要求されました。
熱心で、しっかり学ぶ金澤弁護士と、目付とスピードが図抜けている崔弁護士のコンビは、うまく絡むとかなり強力なセットです。