法律事務所とキッズダンス教室・ヨガ教室

一見何のつながりもない分野をこなす私、尾埜 圭司からの情報発信。
みんな人とのご縁を紡ぐ仕事です。

尾埜合同法律事務所    危機管理?

2006-06-07 | Weblog

 最近、子供たちに関するいたましい事件が報道をにぎわせています。
動機すら理解できない事件があまりに多すぎて、ニュースを見ても「なぜ?」とつぶやいてしまいます。
同時に、この種の事件が報道される機会があまりに多く、「またか・・・」と感じてしまうことも事実でした。
「数が多いことになれてはいけない。異常なものは何度起こっても異常なんだ。」ということを自戒したいと思います。
 私たちは、キッズを対象としたダンス教室も運営しているので、特にその思いを強く持たなければいけないと感じでいます。

 報道についていえば、同時に省庁や企業の不祥事も依然として多いです。
子供にでもわかるつじつまの合わない言い訳や弁明を平気でカメラの前で述べる当事者。企業や官僚の組織論や事情はあるにせよ、子供たちがそれを見たらどう思うのでしょうか?
危機のときにどう対応するか。このことも人事とせず、自分を戒めなければいけないと感じています。

 「危機管理」といえば、ささいなことですが、先日このような出来事がありました。
 家族が実家に集まった土曜日のことでした。
母親もその日は忙しかったらしく、大人数の料理を用意する時間がなかったので、チョコチョコ利用する近所の中華料理店から出前を取りました。
遅れて到着した私に、「焼きそばの中にこんなものが入ってたんよ。」と割と大きなビニールの塊を見せられました。
 「チョコチョコ利用するとはいえ、言ってあげたほうがええんちやう。」ということになり、母親が電話で、かなり気を使いながら事実を告げました。
しばらくして、店のアルバイト君が、やってきました。
母親が、混入していたビニールの塊と焼きそばの皿を見せ、「こんなものが入っててん。『気をつけないとあかんよ。』と、お店の人に言っといて。」と告げたところ、
「申し訳ありませんでした。領収書を書き換えてきました。焼きそば2皿分の代金を返金させてもらいます。」といってお皿とビニールの塊を引き取って引き上げてゆきました。
 「お金のことはどうでもいいけど、領収書云々や、アルバイト君をよこすなどなんか対応悪いな。」といって食事を続けていると、再び玄関のベルが鳴りました。
再び、アルバイト君が登場し、「焼きそば、2皿のご返金をしたので、もう1つの皿も空いていれば今返却していただけませんか?」という趣旨のことをしどろもどろで告げてきました。
わざわざ、再訪問して告げているので、店の人に強くいわれていたのを思い出したか、携帯電話で再度厳命されたのでしょう。
アルバイト君には責任はなく、言っても仕方ないので、「あまり対応よくないよ。領収書を書き換え、問題の皿を回収するなんて、証拠隠滅でもするつもりか?意味がわからないから、それまでこの皿は預かっておきます。と店の人に言っといて。」と告げて返しました。
 それからしばらく経ったとき、店のオーナーが現れ「私は、店がひと段落したから自宅に帰っていました。店を任せていたやつが何でそんなことを言ったのかわからない。申し訳ありません。」と平謝りでした。

 「部下が勝手にやったこと。私じゃない。でもごめんなさい。」先の企業や官庁の会見とほぼ同じロジックです。
いかにつじつまを合わせようと、こうなってしまえば感情的に後味は悪くなります。
「同じ来るなら、最初から自分が来て、すっと謝って帰ったほうが印象がよいのに。」

 大人がそんなことを言っている横で、4歳になろうとする姪が「おじちゃんは悪いことしたの?」と不思議そうな顔をしていたのが印象的でした。
「子供でも納得するような対応。」戒めたいと思います。

尾埜合同法律事務所   http://www.ono-lo.jp
 



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