生き方
慌ただしく、大阪からホノルル、マウイへ移動し、コンドミニアムに落ち着き、スーパーで買ってきたポキなどを料理して夕食。
ここ、キヘイは西の、カアナパリ、東のワイレアという高級リゾート地とは異なり、リーズナブルなコンドミニアムが多く、メインランドからの長期滞在が多い。
日本人を見かけることは少なく、逆にあたりには日本食の店もほとんどない。
サウス・キヘイロード沿いの街並みは、ほとんど変わっておらず、なんかほっとする。
一段落し、かみさんと、明日からのヨガの話しなどをしながら、外に出て星を見る。
マウイに来るといつも、「ハレアカラ山頂サンライジング・ツアー」に参加し、手前で満天の星をハレアカラ8合目あたりで見るのですが、今回は日程的に難しい。
でも、ここキヘイからもかなりいい状況で星が見えます。
帰り道、コンドのパーキングで、住人の方に会い挨拶し、しばしの立ち話。
カナダから来たという、Stew、62歳。
話しが、ヨガのことに及ぶと、
「二週間ほど前、面白いというかすばらしい体験をした。体調の良くない妻と散歩をしていると、突然妻が動けなくなった。うずくまり、私も途方に暮れていると、30歳くらいのきれいな女性が通りかかり、『ヨガのポーズだ。』といって、私が見たこともない動きをして、妻がそれに従った。そしたらどうだ。動けなかった妻が元気になり、そのまま歩いて帰れたんだよ。」と。
カナダのバンクーバーとここマウイとの生活だという。
奥様の体調が思わしくないことも関係しているのかもしれないが、そこははなしてはくれなかった。
半分くらいしか英語がわからないかみさんも、興味深く話しを聞いていた。
「今年は、自分のスタイルを持った人たちによくお会いするなー。」とつぶやいていた。
「どうやって、その基盤を確立するかはなかなか難しいなー。彼は何の仕事をしてはるんやろ。」などと、ゲスいことを考えながら見ていたら、
「今から、近くを歩いてくるからまた話しましょう。」と彼はパーキングから出て行った。