週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

ぐうの音も出ない

2023年06月15日 | アルビレックス新潟

昨日の記事「三戸ちゃん5月のベストゴールに選出!」に対して、「通りすがりのアルビサポ」さんからコメントをいただきました。その内容は以下の通りです。

いつも楽しくブログを拝見しています。
少し気になっていたのですが、新聞記事を掲載されるにあたって新潟日報社の使用許諾は得られていますでしょうか?https://www.niigata-nippo.co.jp/list/company/explanation
余計なお世話と思いつつ、八百政様が無用なトラブルに合われてしまわないか心配だったので、初めてコメントさせていただきます。
既に使用許諾を得られていましたら、その旨ブログに投稿していただけると私と同じ心配をしている人も安心できるかと思います。

厳しく鋭いご指摘です。まさに「ぐうの音も出ない」というところです。まったくもってこのブログ「週末はアルビレックス!」というか、管理人八百政のブログ運営の根幹の姿勢に関わる重大なご指摘だと、真摯に受け止めざるをえません。

「通りすがりのアルビサポ」さんのご指摘&ご心配の通り、ボク自身は新潟日報の記事に関して使用許諾は得ておらず、無断で掲載しました。今回コメントの中で紹介いただいた「著作権・著作物利用について」のWEBサイトを拝見し、その基準の厳しさや使用許諾の手続きの煩雑さ、使用料の高額さに驚いている次第です。こりゃぁ困りました。すぐに対応せねばなりません。文章にモザイクはかけてはいますが、記事全体の概要は容易に想像しえますし、伺い知ることができます。

さらにボクがブログ内で紹介しているのは、新潟日報だけではありません。アルビの記事が掲載されている他の新聞や雑誌、DAZNやテレビ局の切り取り、さらに肖像権ということになれば、アルビレックスの選手の皆さんの画像も無断で掲載しています。

ここで少し、言い訳をさせてください。

昭和30年代生まれのボクにとって、育ってきた時代は戦後の高度経済成長期のまっただ中。公害がまき散らされ、国民総生産の増大が何よりも優先された時代でした。滅私奉公、国益優先、24時間戦えますか?の世界でした。その流れは「バブル崩壊」まで続きます。

今の若者には信じられないかもしれませんが、その頃は電電公社(今のNTT)から「電話帳」という分厚い冊子が各家庭に配られており、そこには地域ごとの全家庭の電話番号が掲載されていました。個人情報の管理なんて全く配慮されない時代。学校では「クラスの連絡網」と称して各家庭の電話番号の一覧表が全員に配付され、「目につく場所に貼っておきましょう」と指導されていました。そんな時代だったのです。

個人情報のことを取り上げましたが、著作権とか、肖像権なども同様です。これらに全く配慮をしなかった時代が歴史の中にかなりの長い期間あったのです。そんな状況の中で少年期、青年期、壮年期を過ごして現在に至るボクたち世代には、その根底「情報は黙ってタダで使えるもの」という意識が間違いなく存在していたことは否めません。

ボクがこのブログをスタートして16年になります。このブログを立ち上げる前に別のHPを運営していたこともありますので、インターネット上で情報を発信するようになってもう四半世紀になろうとしています(その前にパソコン通信なんていう世界もありました)。正直言って当時のネット上(いやネット上だけじゃないな)には、個人情報とか、著作権とかいう概念はほとんど存在していなかったわけなのです。

インターネットが普及し、私たち生活に必要不可欠な存在になるにつれて、これらの概念も徐々に構築されていったとボクは理解しています。

ボク自身も、自分の中では「ルール」を作ってこの問題に対応していたつもりです。それが「記事のテキスト部分にはモザイクをかけ、詳しい内容には触れない」や「記事の中ではその記事の掲載された新聞や雑誌の購入を閲覧者に勧める」等の配慮でした。とにかく、紹介した情報元に迷惑をかけることは絶対にしない。むしろ購読を勧めることで会社に貢献したいという思いで、ブログに紹介してきたつもりです。ただそれとて、自分勝手な解釈やルールであることは、冷静に考えれば自明なことです。

さらに、ネット上やSNS上に溢れているさまざまな情報、他のブログやtwitterにアップされる記事が、ボクの行動に対する自らの制御を緩めていたことも事実だと思います。「ボクだけじゃない」という幼児や小学生並みの言い訳をしていた自身の甘さも否定できません。

さて、このブログ「週末はアルビレックス!」には5500を超える記事が16年以上にわたってアップされています。これからその記事を1つずつチェックして、該当の画像を消去していく作業には膨大な時間と労力がかかります。一番簡単な方法は、「一括消去」&「ブログの閉鎖」です。だけどなぁ…。でもまぁしょうがないのか?

その前に明らかにしなければならないこともありますよね。新潟日報の記事だけか?他の新聞や雑誌もか?DAZNやテレビ各局のテレビの画面切り取りは?アルビレックス新潟から発出されているデジタルポスターは?厳密に言えば、選手の写真を含め全部NGなんでしょうねぇ。

まぁとりあえず、今後更新する記事への新聞&テレビの画像掲載には十分配慮をするとともに、高額な許諾料が発生する新潟日報の記事に関しては、できるだけ速やかにブログから画像を削除し、その状況を記事内でもお伝えしたいと思います。

【今日の作業報告】2023年1〜6月のブログ内における新潟日報記事の画像を削除しました。やっぱりけっこう大変でした。これからも地道に取り組みます。

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4 コメント

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著作権法 (りゅーと)
2023-06-15 14:54:51
 著作権の問題は難しいですよね。まぁ、厳密に言えばYouTubeの音楽関係のほとんどは削除にならなきゃならないんでしょうけど、現状はフリー状態ですよね~。自分はYouTubeの音楽聴いてCDを買うこともありますし、週末はアルビレックス見て新潟日報を定期購読しましたし…。(大正解でした)

 かなり前ですけど、JASRACが新潟のジャズ喫茶に過去10年に遡る音楽著作権使用料数百万円の請求して裁判になった事件がありましたけど「ちゃんと演奏した方にお金行くのかよ…」ってバカバカしいと思いました。(結局和解で決着)

 著作権法については国会で真面目に審議して、国民が納得する形で進めて欲しいと思っています。
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難しい問題 (八百政)
2023-06-17 05:27:38
>りゅーとさん
以前にボクが別のブログを運営していたときに、ブログの記事の中に「気に入っている歌謡曲の歌詞」を引用したんですよ。そしたら「著作権法に引っかかるから削除してください」ということで、ブログ運営会社から注意を受けたことがありました。そのうちに、気分良くお風呂で歌う鼻歌にも、著作権料が発生する時代がくるかもしれませんね。やれやれ。
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Unknown (toorumo)
2023-06-17 07:33:59
とんちゃん
著作権は財産なので今回の対応も仕方ないのかも知れませんね。
膨大な作業、ご苦労様です。
今回に似た例として
新潟市のまちづくり系の公共施設を20年近く運営(公設民営)しており(2年前に代表を退きましたが)利用者に参考になるような記事を館内に展示(張り出し)していました。(申請書の「展示」に該当)
事前に新潟日報に相談して、1.新聞発行の翌日以降に張り出す。2.記事のコピーを新潟日報にファックスで送る。
以上2点を条件に無料で実施していました。
(大した手間では無かったのですが今はやっていません)
無料掲載は難しいと思いますが、新潟日報に相談されたのか気になりました。
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アーカイブ (八百政)
2023-06-19 07:33:19
>とんちゃん
いつもありがとうございます。
まぁ以前から自分自身も不安を抱いていた事案ですので、モザイクをかけたり魚眼レンズで撮影して記事読めなくしたりの配慮はしていたんですけどね。「アルビ記事のアーカイブ」としての意味もありましたし。まぁしょうがありません。「新聞記事の掲示」でも、そんなルールがあるのですね。けっこういろんなところに新聞の記事が掲示されているけど、あれってちゃんと手続きをしてるのかなぁ?なんて思ってしまいました。なんか、ますます「新聞離れ」が進みそうです。
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