今季最多得点＆最多失点！満身創痍のPK戦勝利！

天皇杯２回戦。平日ナイトゲームのギラバンツ北九州戦に行ってきました。いやぁ～壮絶な闘いでしたね。何度も歓喜し何度も頭を抱え、最後は勝利の喜びに酔いしれた水曜の夜となりました。多くの皆さんは翌日の今日はお仕事のはず。お疲れさまでした～！

アルビの先発メンバーは、新潟日報の予想とはちょっと違っていましたね。

谷口　　小見
ダニーロ　青空　島田　詠太郎
堀米　千葉　遠藤　奏哉
航斗

ゲームは、激しい点の取り合いでした。アルビはゲーム開始からボールを保持し小見くんの美しいボレーシュートで先制。ところがその後、立て続けに失点して逆転を許します。なんか、あれ？あれ？って言う間に２失点したけど、ここらあたりは大きな課題ですよね。北九州の30番のチビッコ選手。髙橋選手ですか？身長156cmながらすばらしかったですね。「小学生みたいな子が頑張ってる！」って感じでした。まだ19歳だってさ。いい選手ですね。だけど前半修了間際に海斗が海斗らしい同点弾を決め、いい流れで前半を終えました。

後半54分のアルビの３点目は美しかったですね。ダニーロの突破から最後はスピードに乗った奥村仁がゴールネットを揺らします。「これで決まったか？」と思ったら、再び追いつかれて3-3に。残り時間が僅かになった後半90分。相手のハンドでPKをゲットし、これを孝司さんがきっちり決めます。これで4-3。あとはアディショナルタイムを凌ぎきって…と思ってちょっと安堵していたら、まさかの４失点目。今季公式戦初の４失点です。どうなっちゃってるの？まぁ４得点も初だけどさ。

ここから延長戦に突入するわけですが、アルビは既に得点を決めた小見くんや海斗、連続出場が続く奏哉をベンチに下げているわけですよ。もちろん週末のリーグ戦・鹿島戦での戦いを視野に入れて、選手の出場時間を抑えるという作戦でしょうね。そのためには当然後半に投入される選手も出てくるわけで、本当はこのゲームを休ませたかった鉄人長倉もピッチに入ります。ところがその長倉が、相手のファウルを受けて負傷退場です。まったくもう！アルビにまた新たなケガ人です。どうか長倉が大きなケガでありませんように。

ゲームは延長戦の前後半30分を戦っても決着がつかず、PK戦に突入です。もう最後は両チーム足が攣る選手が続出でしたが、その中で奥村仁の躍動は光っていましたね。なんかピチピチしている感じでした。仁くん、まさに舞っていました。フル出場の詠太郎の足が攣って、舞行龍にピッチ外に引きずり出された（残り時間が少なかったからね）シーンには、申し訳ないけどちょっと笑っちゃいました。なんか子どもが親に抱きかかえられているみたい。

いやぁ～PK戦は心臓に悪いですね。でも、航斗が見せてくれました。

秋山→孝司さん→ゴメスとキッカー３人がきっちり決めたアルビに対して、北九州はミスと航斗の好セーブで３人がPK失敗。いやぁ～！ヨカッタ！ヨカッタ！アルビは天皇杯３回戦進出を決めました。まぁだけど、満身創痍って感じですよね。今回のゲームでも、大黒柱の長倉とダニーロが負傷交代。森璃太の全治４週間の報道もあり、なんかもうここは野戦病院か？って感じ。太田はどうした？小野はどうした？ハセトモはまだか？

北九州のゴールマウスを守ったのは、ボクらも大好きだった元アルビの大谷幸輝選手でした。ゲーム後にアルビの選手と熱く抱擁をかわし、観客席に挨拶をする大谷選手には、アルビサポから盛大な拍手が送られていました。いい光景です。しかもみんなが手に持っているプラネタスワンを、北九州のチームカラーの黄色にしたり、大谷選手のキーパーユニの緑にしたりして、サポーターたちが自主的に演出し、場内もとてもいい雰囲気でキレイでした。

観客席に向かって深々と頭を下げる、北九州の選手とスタッフの面々です。こういう姿も清々しいですね。J2にはこういうチームが何チームかありましたよね。J1ではあまり見ない光景です。

平日のナイトゲームの天皇杯ってことで、お客さんの数はあまり多くはありませんでしたが、「記憶に残るアルビレックスの歴史の１ページ」に間違いなくなるゲームだったと思います。選手の皆さん、お疲れ様でした。タイトな日程は続きますが、走力戦で頑張ってください。ボク達も精一杯応援します。頑張れ！アルビレックス！

【追記】
●JSC（ジャパン・サッカー・カレッジ）の名古屋戦での大金星、おめでとうございます！すばらしいですね。頑張れ！新潟県代表！
●あら！J1リーグの首位を走る町田が、筑波大に負けたんですね。町田の黒田監督は随分筑波大のラフプレーに怒っているみたいだけど、どの口が言ってるんだろ？
●天皇杯のアルビの次の相手は、また長崎なんですね。なんとまぁ、縁がありますこと。