実は、管理人の八百政夫妻はサッカーと同じくらい映画が大好きでありまして、子育てが終盤に入った数年前から、映画館通いをしております。映画についても語りたいことはあるんですが、このブログの趣旨とは違いますので今まではこの時くらいしか映画については語りませんでした。
ですが今日見たこの映画「それでもボクはやってない」は、アルビファンとしては語らないわけにはいきません。だって主演の加瀬亮さんが演じる主人公が、われらが18番・鈴木慎吾選手そっくりなのです。今日の画像である映画の1シーンではわかりにくいかもしれませんが、初めから終わりまで「主人公は慎吾!」って感じでした。
この映画、「痴漢行為の冤罪(えんざい)」がテーマです。日本の裁判制度に疑問を投げかける作品です。男としては「怖いなぁ…」っていうのが率直な感想でしたね。
ストーリーをかいつまんでお話ししますね。
フリーターの金子徹平(加瀬≒鈴木慎吾)は会社の面接に向かうために、朝の通勤ラッシュで混雑する通勤電車に乗った。乗換駅で降りると、女子中学生から「いま痴漢したでしょ?」と身に覚えのない痴漢容疑を掛けられ、そのまま駅の事務室に連れて行かれる。
駅の事務室では何も聞かれないまま警察官に引き渡され、署で取り調べを受けることになるが、「ぼくは何もやっていない」という訴えには全く耳を貸さない刑事に嫌気がさし、帰ろうとした瞬間、「お前は逮捕されているんだ!私人による現行犯逮捕だ」と手錠を掛けられ留置所に入れられてしまう。
一緒の留置所にいた詐欺師に教えられ、当番弁護士(一回目は無料で相談を受けられる)を呼び、話を聞いて貰うが、当番弁護士は徹平が否認し続けていれば三ヶ月間は留置所暮らしであることと、起訴されて有罪となる確率は99.9%である(つまり1000件に1件しか無罪とならない)ということを話す。その上で、痴漢の罪を(やっていなかったとしても)素直に認め、示談に持ち込むことを提案するが、徹平はその提案を断り、否認し続けることを選択する。
しかし、警察署や検察庁での取り調べでは自分の主張を聞いてもらえず、ついには検察が起訴を決定する。(以上『ウィキペディア(Wikipedia)』より一部引用)
映画を見終わってからの女房との会話。「主人公、絶対そっくりだったよね」「ホント、ホント、思わず『頑張れ慎吾!』って心の中で叫んじゃったわよ」だってね、風貌だけじゃなく、しゃべり方や声のトーンなんかも慎吾選手そっくりだったんですよ。
痴漢の冤罪で捕らわれ、裁判で無実を訴える慎吾選手(笑い)。そして、彼の訴えを聞き入れない警察や検察、そして裁判所。日本の犯罪検挙、警察の取り調べ、裁判制度などについて、いろいろと考えさせられた映画でした。
映画好きの慎吾選手からもぜひ見てもらって、コメントしてほしいですね。なんたって慎吾選手は、ワーナーマイカルのシネマアドバイザーですから。