ヨガセラピ- by ナターシャ

ヨガによって身体感覚を取り戻し元気になることを具体的に紹介していきます。

私が一番忙しかった時

2008年10月21日 | プロフィール



私は結婚してから、次男が中学に入るまで専業主婦でほとんど仕事はしていませんでした。

子供のサッカー少年団の引率等のボランティア的な事はしていました。
それも自分の子供が所属していたのですから当たり前の事をしていただけだったのですが。

子供のサッカーの引率が無くなり中学に行くようになると私の行動範囲の狭い事といったら。。。その頃気持ちが沈みました。なんとも言えない閉塞感を味わいました。

子供の教育費等の事を考えると本当は家で鬱々としている場合では無かったのですが自分に何が出来るのか自信が有りませんでした。
何か資格があるわけでもなく年齢的にも有利とはいえませんでしたし。

そんな時やはり手始めは近所のスーパーあたりかと面接に行くと採用の通知が来て、私の長かった専業主婦生活にピリオドを打つ事になりました。
水産売り場の寿司ショップで働く事になりました。
ずっと家に居た私には結構楽しい事がありました。
しかし仕事に慣れてくると仕事に対する手応えというのはだんだん感じられなくなりただ忙しさに振りまわされて消耗しているように思えてきました。

そんな時ヨガに関しても、もう少し先に進みたいと思うようになっていました。
養成コースのお誘いは何度かあったけれど子供が小さかったり、自信の無さからうやむやにしていました。

子供が自分から子離れし、仕事もやりがいを感じない、ヨガも中途半端。。。こんな事が重なりヨガについてもっと勉強してみようという決心をしました。
養成コースに通う事にしたのです。
養成コースのある土曜日はもともと仕事が休みの日だったので仕事に支障はありませんでした。

最初の2年くらいは講義を聞く事が学生に戻ったようで懐かしい気分になり嬉しかったです。
養成コースのアサナの日は若い生徒さん達に混ざり大汗をかきながらやっていました。
学生気分のうちは体的にきつくてもそれほど責任も無く楽しみながら通う事ができました。

そのあと、準指導員の資格を取ってからは私にとっては精神面で大変でした。
パートの仕事、家事、助手の仕事、それに子供の受験も重なりました。
スーパーの仕事も行事があると毎回土曜日に休みを入れると職場の中でギクシャクするようになってきていました。
自分に余裕が無い分家族に家事を分担してもらいたいのにそれもスムーズではありませんでした。
その後指導員の資格を取ってからは2箇所担当のサークルを任され実質私の休日というものはほとんど無くなってしまいました。

子供の大学の費用等考えるとそう簡単にパートを辞める訳にもいかずその状態は2年程続いたでしょうか。
ほとんど風邪もひかずその時期乗り越えられたのが今思うと不思議です。
でもそういう期間があったという事は私にとって財産になったと思っています。
そのとき辛いからと言って辞めていればこの仕事は現在していない事になります。

今回のワークショップでシャンドール先生の仰った先生になる為の条件はもっと厳しい物でした。
私の体験等比べ物にならないのです。

朝4時頃に起き、自分の練習をする。
歩いてヨガ教室に向かいシャンドール先生の6時からのクラスに出る。(車使用は駄目)
その後自分の仕事をする。
夜のシャンドール先生のクラスに出る。
これを週6日続けるのです。

現在奥様のエマ先生はこれを実行した優秀な生徒だったとの事です。

私が感心したのは自分の生活の基盤をキープした上でヨガを学ばせていたというところです。
寝る時間があるのだろうか?と心配にはなりますがそれぐらいの覚悟がなければ人にヨガ等教えてはいけないという事なのでしょう。

ヨガに魅せられそれにのめり込んでしまうという事と指導するための準備をするという事は全く別物なのだという事を今回改めて確認できました。




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (sho)
2008-10-21 10:49:47
勉強になりました!

まずは、自分自身の管理が必要なんですね。

人を指導するということは、鏡のように自分を革めることだと思います。

私も、心して、毎日を過ごしたいと思います。
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Unknown (ナターシャ)
2008-10-21 13:54:55
ヨガをやる時単なる現実逃避だけになってしまうと
実生活がおろそかになってしまいます。
そんな事を戒める為にも先生はこんなお話をされたのかなぁと思っています。
あとはあまりにも即席のインストラクターに仕事をさせている現実があるからなのでしょうね。
口先だけで教えられるものでもないですし。

私も自分の事として受けとめこれからやっていこうと思っています。
返信する
Unknown (chibineco)
2008-10-21 15:07:47
全くあの日のお話はどれもこれも痛ったたた‥と言う感じでした。何事も丁寧に時間を掛けて、忍耐強くと…と、口で言うのは簡単ですが、実行は難しい。この厳しい条件をクリアされている先生方から見ると、現在のヨガシーンなんてチャンチャラおかしいのでしょうね。ほんとに、いろいろ心がけと言うか、心構えがなっちゃいないというか、、、もうすみません手言う感じです。
返信する
Unknown (ナターシャ)
2008-10-21 16:30:44
あの時、15年や20年やったからと言って。。。といいましたよね!
きっと私もドンキーくらいにしか認識されていないんだろうな。
同じドンキーでももう少しましなドンキーにならないと。
あういうお話されてしまうと何も質問できないです
返信する

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