なかなかゼロにはなれません。。。

自分の事を考えるとき、いろいろな顔があると分かります。

まず、母であり妻でありヨガの指導員でありという具合です。

先生と呼ばれる立場でありながらまだ教わることも沢山あって生徒でもあります。

両親が健在ですから子供でもあります。

兄がいるので妹でもあります。

そんなものを通して自分の存在を確かめながら生きているというのが現実です。

独身の頃先の見通しの無いままある仕事を辞め数ヶ月バイトしながら自活してました。

バイトの仕事はコピーをとったりお茶くみをするだけで友達も出来ませんでした。

あの時の孤独感は忘れられません。

でも何も無いというのはこういうことなんだということだけは分かりました。

普通なら実家に帰るとかしたのだろうに何故か自立したからには易々と帰れないという変な意地がありました。


インテグラル・ヨーガの中に捨てるということに関して書かれている文章が面白いなぁと思いました。

あなたは間違いなくすべての思いをゴミとして処分していく。。。それが良いものであろうと、正しかろうと正しくなかろうと。。。心が作用から自由であるために。しかし、そこに行く前に、あらかじめ分類しておくと処分がしやすい。なぜだろう？
まだ少し執着が残っているからだ。
われわれはそれほど簡単に何もかも捨て去ることが出来ない。
たとえば、タンスの中が洋服でいっぱいだったら、あなたはきっと「誰かにこれらをあげよう」と考えるだろう。
ところがそれを持ってドアのところまで行くか行かないかのうちに、あなたの心は「これだけは残しておいた方が良さそうだ」と言う。

こういう心の作用を無視して全てを一緒くたに捨て去るのは危険ということですね。

自分の心を納得させてこそ次に進むことができるのかなぁと思います。

未練がましいと言われたとしてあまりにも空虚なところに自分を追い詰めてしまっては心が弱り果ててしまいます。

心は自分を苦しめることがある一方希望を繋ぐものでもありますね。

そんな心をなだめながら生きていくというのが現実なのかなぁという気がします。

わたしはからっぽになるのは若いうちはまだ出来た気がします。

そういうことは年を取るにつれて難しくなりますね。







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