福島応援プロジェクト茨城

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球美の里 / 久米島” 通信 No.3/No.4

2015年06月21日 | 保養
大和和尚さんからの沖縄保養ボランティア報告です。

球美の里 / 久米島” 通信 No.3
6月18日の 球美の里
食堂から朝焼けの海辺の風景を眺めていると、ぼちぼちと母親が起き出して来る。
小声で挨拶。‘福島の何処からおいでになったのか’聞いてみる。
ある人は 郡山市から、ある人は いわき市から、‘何回目の保養か’聞くと、4回目、2回目という答え。リピーターが多いようである。
後で、スタッフから聞いた話では、今迄のリピーターのなかには、7回という方もいらっしゃるとのこと。
又、今回の保養者で初めての方は3家族と少ないのはどうしてなのだろうか?
今回東京から同行して来ている看護師の話によれば、原発事故から4年以上経た今日、原発に対しての危機意識が薄れてきていること。そして、居住地での周囲の目が「保養」に対して厳しく、批判的なこと。それに、「事故から4年以上経て、今更」という意識。
又、福島からみると、沖縄はとても遠く感じられること。等々‥
外からは容易に伺い知れない心理的な要素が作用しての結果ではないか。ということのようである。
リピーターが多いのは、一度来てみると大変魅力的な場所、素晴らしいプログラム内容、美味しく身体によい食事、そしてよいスタッフ。それらが全て無料(母親の旅費以外)なのだから 当然と言えば当然のことである。
今日、現在の陣容については、次の通り。
理事長、看護師、職員(男 3 女 3)、厨房(男 1 女 2 -久米島の人達)、ボランティア(男 2 女 2) 合計 15名
ボランティア詳細
1.女性医師(40代 アメリカ在住)
2.元保育士(女 20代 神奈川県在住)
3.高校生 (男 10代 医師の息子 アメリカ在住)
4.僧侶 (男 60代 茨城県在住)


球美の里 / 久米島” 通信 No.4
海に行きました。海水は透き通り、暖かく珊瑚礁の海に、母親と子供達の姿が平和を絵に描いたような美しい風景と映りました。6月19日、午前中、地元 儀間村(久米島には3村あり)のハーリー大会(村挙げてのサバ二/細長い手漕ぎ舟 - 漕ぎ手 12人による競漕大会)の見物。
会場の日除けテントに陣取ると、会場アナウンスが福島の子供達の紹介を告げました。 厨房の調理人、後藤さん(男 40代)が出るので、子供達も「後藤さん 頑張れ❗️後藤さん 頑張れ❗️」と一生懸命応援。次第にその声が「お父さん 頑張れ❗️お父さん 頑張れ❗️」に変わり始め、何だか福島で一人頑張る父親を思い出すようで、胸に迫るものがありました。
午後は、前日と同様珊瑚礁での磯遊び、生き物観察会、地元の海の生物に詳しい小川さんを先生にして、貝や海鼠、ウニ等磯の生き物に触れる楽しいひと時でした。
全ての生き物の出発点の海、生命の起源、揺籃の海、太古の姿をそのまま止めている久米島の海は、一時、現実の原発事故の事等忘れ、悠久の時の流れに身を任せ、生の実感を、生きていることの無上の喜びを与えてくれました。

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