
本日紹介する作品は、今まで見てきた竹内栖鳳の富士(「夏富士」など)の作品と感じがものなので、まくりで入手したまま放置していた作品です。整理していた作品に交じっていたので、共箱もあるので、これはちょっと表具してみようかと思い、このたび表具が仕上げってきました。

富士山 竹内栖鳳筆
紙本着色 まくり(未表装) 共箱(表具師シール有)→改装
画サイズ:縦1290*横460


たしかに捨てるには惜しい・・・???

略筆で描いた作品とは趣が違いますね。

写実的な富士山を竹内栖鳳が描いたのは明治期ですが、本作品を描いたのは落款からは昭和初期と推定されます。もしかしたら端境期にあって、国家高揚のために描いた?作品かもしれません。

箱書の書体、落款や印章は違和感はありません。
*印章資料NO30とほぼ一致します。



ともかく遺しておくことにしました。