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夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

氏素性不明の作品 呉須赤絵写? 鳳凰菊花紋角皿 その2

2014-08-02 04:29:24 | 陶磁器
大きく破損した角皿ですが、丁寧に金繕いで補修されており、その丁寧さと味のある絵付けに惹かれて購入した作品です。ここまで破損していると価値はあまり認められないものですが・・。

呉須赤絵写鳳凰菊花紋角皿
合箱入
縦247*横24*高台145□144*高さ50



勢いのある良い絵付けですね。この角皿と最近投稿した「呉須赤絵写鳥獣紋碗」とはいい組み合わせです。どちらも日本で造られた可能性のある「呉須赤絵写」ですが、本歌を凌駕する出来・・・???。



大きく破損しており、丁寧な金繕いで補修されています。



釉薬に剥げている部分が多くありますが、窯の中で剥がれたようなものが多いです。緑釉は泡がふいたような跡があります。



一見、単調な図柄に見えますが、ひとつひとつ見どころがありますね。



ずっしりと重く歪みのある角皿です。



これは鳳凰紋様らしい・・。



さて、このようなガラクタ・・、あなたなら使いたいと思いますか??



繕ってくれたということは価値を認めた人物がいたということ、繕ったものでも存在し続けたということはその物自体に価値があるということ・・。

人の世は己も含めておおよそ繕いの多いガラクタの集まりさね  

どう今を生きているかが価値を決めるのさ


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