昨日は、児童養護施設でコンサートをしました♪
メンバーは、歌Hさん フルートTさん、ヴァイオリンNさん、ヴァイオリン/ヴィオラNさん
チェロ/コントラバスHさん、そしてピアノと司会進行たなかみのりの6人でした。
プログラム
・となりのトトロより「さんぽ」
(メンバー紹介)
・天空の城ラピュタより「君をのせて」
(楽器紹介)
・星に願いを(ヴィオラ・コントラバス・ピアノ)
・小さな世界(ヴァイオリンとヴィオラの聴き比べ・ピアノ伴奏)
・リベルタンゴ(フルート・チェロ)
・ねこふんじゃった(ヴァイオリン二重奏)
・ねこふんじゃったと森のくまさんを同時に弾く(ピアノ連弾)
・ビリーブ
・赤とんぼ・ふるさと(歌=理事長先生)
・たきび
・ゆき
・レットイットゴー(ありのままで)
・施設の歌
・ドレミの歌
どんな子供たちかな?シャイなのかな?と心配していましたが、
幼児から小中学生の子供たち20人位?は、とてもかわいく元気よく参加してくれました!
楽器紹介では、ヴァイオリンとヴィオラを見せて、これは同じ楽器?と聞くと、
「おなじだとおもう~!」とか「ちがうとおもう~!」とか、しっかり意見を言ってくれました。
ヴァイオリン二重奏のねこふんじゃったでは、ヴァイオリンでニャーという猫の鳴き声をするところがあり、
それを聞いて、「ぼくもできるよ!」と言って猫の鳴きマネをしてくれたり。
「次は、ビリーブっていう歌です。知ってる?」と聞いたら、「知ってる!大好きな歌!」と言って、
とても大きな声で歌ってくれました。
理事長先生も特別に歌ってくださり、
最初は恥ずかしそうにしていた子供たちも、
その後は、前に出てきて大きな声で歌ってくれました。
最後の、施設の歌、ドレミの歌は、みんな立って大合唱になりました。
終了後は、園長先生と理事長先生から児童養護施設について、お話を伺うこともできました。
2歳から高校を卒業するまでの子供たちがいること。最近は、少人数制でひとつのホームとして生活していること。
子供たちの多くは虐待を受けて入ってくること。ネグレクト、暴力、言葉の暴力、性的虐待。
そういった子供たちは自尊心が低く、自分も大切にできなかったり、他人も大切にできなかったり、
落ち着いて行動できなかったりすることがあること。
金銭面の問題もあり、なかなか大学には進学できないこと。
高校を卒業して、施設を出て行っても、保証人や金銭面の問題で、困難な問題がたくさんあること。
私たちにできることは、何でしょう。
まず、社会にそういう問題があるということを知ることからですね。
私は、こうして楽しい音楽会をして、「生きてることって楽しいよ!みんなで歌うと楽しいね!」って、
伝えたいです。
私は、今までいろんな方々にたくさんお世話になって来ました。
15年前、膠原病で3か月くらい入院していたとき保証人になってくれて、お洗濯をしてくれて、
夏から秋になったらユニクロで長袖を買ってきてくれたのは、バイト先のおばさんでした。
無事退院して、お礼を渡そうとしたら
「ウチの娘たちも、外でみなさんに御世話になっているから。」と言って、
受け取ってくださいませんでした。
その時に私は、「このご恩は、これから私ができるときに、誰かのために役に立つことで、返していくんだ。」と思いました。
だから私は、この愛情の連鎖を、たくさんの人につなげていきたいと思います。
この演奏会は、私一人ではとてもできません。
一緒に群馬まで行って演奏して、盛り上げてくださったメンバーのみなさん、演奏会開催に協力してくださった施設の方々に、心から感謝申し上げます。