ポエムな言の葉パラダイス

少女ジーザスが詩を書いています。少女ジーザスが本を読んでいます。
みなさんに是非伝えたい言葉があります。

砂漠の砂

2008年02月29日 00時25分04秒 | 詩;少女ジーザスのうた
     砂漠の砂の      ひとつぶは      死んでしまった      海のなみだでしょうか      それとも      死んでしまった      空のなみだでしょうか      それとも      死んでしまった      星のなみだでしょうか            いいえ      それは      いま生かされている      わたしのなみだ    ☆★☆★   ☆★☆★   . . . 本文を読む

春のいのち

2008年02月27日 00時17分19秒 | 詩;少女ジーザスのうた
    あと少しで     山茶花の季節も終わる     北斗七星の大きな柄杓が     悠々と立つ     あの大きな大きな柄杓は     どれだけのいのちを     すくい上げているのだろう     どれだけのいのちを     抱えているのだろう     北斗七星に向かって     問いかけてみた     そうしているうちに     庭のチューリップの芽が出てきた     そこに . . . 本文を読む

鐘の音

2008年02月25日 00時04分26秒 | 詩;少女ジーザスのうた
    わたしの病んだ体の内で     神さまの鐘が鳴る     いろいろな音色     しかし鐘はただひとつだ     朝は金の色     昼は叫びの色     夜は祈りの星の色     ああ     今日も一日     人にいのちが与えられた     ああ     今日も一日     すべての生き物にいのちが与えられた     天と地のいのちが……     ☆★☆★   ☆★☆★   . . . 本文を読む

詩四篇:神さまへの手紙

2008年02月23日 00時02分59秒 | 詩;少女ジーザスのうた
    〈天地創造〉      光を創造し      光をお与え下さる天の神さま      光を受け取るのが      やっとのわたし      しかし      神さまは見て良しとされた      わたしが      感謝の気持ちを神さまに捧げる時      ☆★☆★     ☆★☆★      〈病〉       わたしが神さまから       与えられた この病は       創 . . . 本文を読む

イエスさま

2008年02月21日 12時11分35秒 | 詩;少女ジーザスのうた
     わたしは      子供のように泣きながら      あなたに      手の傷を見せた      あなたは      薬をつけて      包帯をしてくれた      わたしが      やっと泣きやむと      あなたは      笑いながら      自分の背中の傷を      見せてくれた      すると      わたしの手の傷は      痛くなくなってしまった . . . 本文を読む

連作詩・Ⅴ

2008年02月19日 13時15分27秒 | 詩;少女ジーザスのうた
     泣いている人の手を      そっと      にぎってみたら      かなしみといっしょに      やさしさが      伝わってきたので      いつも冷たいわたしの手が      すこしばかり      あたたかくなった    ☆★☆★   ☆★☆★   ☆★☆★   ☆★☆★      あなたは      あなたという鏡に      うつったものを      正確に . . . 本文を読む

なみだ

2008年02月17日 11時55分36秒 | 詩;少女ジーザスのうた
    なみだがでてしまうのを覚悟して     タマネギをきざむと     なみだがでないですむことがある     なみだがでてしまうのを覚悟して     日記を読み返すと     なみだがでないですむことがある     なみだがでてしまうのを覚悟して     神さまに祈ると     なみだがでないですむことがある     しかし     何気なく     夜空の星々を見上げると    . . . 本文を読む

星たちのことば

2008年02月15日 00時17分57秒 | 詩;少女ジーザスのうた
     人が      何かを読まずには書かずにはいられない理由って      何だろう      いろいろな人に聞いてみる      なんとなくわかりそうな      なんとなくわからないような      人それぞれみんなちがう      一見同じように思える時もある      でも確かにみんな違うのだ      ちょうど夜空の星々のように      ひとつ ひとつ      色がちが . . . 本文を読む

待つ

2008年02月13日 00時34分00秒 | 詩;少女ジーザスのうた
   待つことをやめてしまったわけじゃないんです    待つことにつかれてしまっているだけなんです    何度も呪いました    何度も欺きました    何度も裏切りました    何度も殺しました    そして何度も忘れ去ろうとしました    でも    何をしようと    何をしているときでも    いっときいっときの今の中に    どうしても時の向こうを見てしまう    どうしてもあ . . . 本文を読む

言葉を聞く

2008年02月11日 00時01分05秒 | 詩;少女ジーザスのうた
     森が 空が 風が      語り始めると      わたしは      語れなくなった。      だから      聞くことしか      できなくなった      わたしは彼らのように語れる言葉を      持ってはいなかったのだ      だから      ただ聞くことしか      出来なくなった      そして      聞くことは      ただひとつの     . . . 本文を読む