幸福になりたいなら、
まあ苦労のない生活と、
毎日少しばかりの幸福とで満足することだね。
はげしい情熱のくじなんか引こうとしないことだよ。
(「恋愛論」第1章 31章
スタンダール )
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みなさんは「日本国憲法」によって定め . . . 本文を読む
夫が妻を愛し、
彼女の生命を自己の現存の中に宿そうとするとき、
彼女の眼に映る〈なんじ〉に、
永遠の〈なんじ〉の光が映るのを見出すであろう。
これに反して、〈たえず新たな女性の征服〉を
望む貪欲なものが、どうして女性の中に
永遠なる存在者の幻を期待するだろう。
(マルティン・ブーバー『我と汝・対話』
. . . 本文を読む
若い人たちの世代は、
その上の世代に比べて、
ずっと大きな環境問題への意識を持って
育っています。
すでに、私たちと自然との関係は
「私たち」と「それ」の関係ではないことは
わかっているでしょう。
私たちはみな、一つの生態系の一部であって、
私たちみんながその中に共に存在しているのだと
いうことを知っていますね。
そう、これは危機で . . . 本文を読む
心から愛する恋人のどんな気まぐれにも、
目をつぶって飛び込んでしまうのが
恋する人の常である。
そうでない人がもしあったら私はお目にかかる。
(『マノン・レスコー』第二部
アベ・プレヴォ :岩波文庫)
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主イエス・キリストはわたしという人間のどんな気まぐれも . . . 本文を読む
「隣り人を愛し、敵を憎め」と
言われていたことは、あなたがたの
聞いているところである。
しかし、わたしはあなたがたに言う。
敵を愛し、迫害する者のために祈れ。
「マタイによる福音書 第5章 43節」
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ここで主イエス・キリストが言っていることは、フツーの人間に . . . 本文を読む
自分自身がたとえどうなろうと、
ぼくは、この女性がこの世にいると知り、
彼女の声を飲み、
彼女の近さを呼吸するのが、
うれしくてたまらなかった。
彼女がぼくのために、
母親になろうと、
恋人になろうと、
女神になろうと、それはかまわない。
そこにいてくれさえすればいいのだ。
(『デミアン』第7章 岩波文 . . . 本文を読む
だからねえ、コペル君、
当たり前のことを言うのが曲者なんだよ。
分かり切ったことのように考え、
それで通っていることを、
どこまでも追っかけて考えてゆくと、
もう分かり切っただなんて、
言ってられないようなことにぶつかるんだね。
「『君たちはどう生きるか』岩波文庫」
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話すことが
苦手なわたし
舌に言葉をのせると
言葉たちは
無秩序に動き出す
言霊の愛が
この混沌を
癒してくれるだろう
その力を信じて
わたしは詩を書いている
言葉を紡いで生きている
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風にふかれる葦のように
私の心は弱々しく
いつも怖れにふるへてゐる
女よ
おまえの美しい精悍の右腕で
私のからだをがっしりと抱いていて
このふるへる病気の心を
しづかにしづかになだめてくれ
(『萩原朔太郎詩集』、「強い腕 . . . 本文を読む
ああ寒いほどひとりぼっちだ!
「『山椒魚』井伏鱒二」
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あなたは上記の言葉のように自分を「ひとりぼっち」だということを自覚しているだろうか?
人間はみな「ひとりぼっち」だからこそ親や兄弟姉妹や友達や恋人を求めてやまないのだ。これはどこの国の人間でにも当てはまることのできる人類普遍の真理だ。
ク . . . 本文を読む