言の葉（内村鑑三）：行ないを免罪符にするな。主イエス・キリストの御名によって。アーメン。

　　　　聖書は明らかに私たちに教えて言う、
　　　　神の聖霊を受けてあなたの心を潔められよと。
　　　　行ないを先にして信を後にするのは異端である。
　　　　キリスト教は信を先に行ないを後にするものである。
　　　　しかも人がその神の恩恵（めぐみ）を信じることの
　　　　薄いときは、彼らは自らの行為の報償として
　　　　天の恩寵にあずかろうと願う。天が地よりも
　　　　高いように神の意（おもい）は人の意よりも高い。
　　　　神が私たちの不信をお怒りになるのは私たちが
　　　　私たちの行為をもって神の恩恵を買おうとするからである。

　　　　　　（「一日一生」内村鑑三著　教文館）


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　上記の引用文で内村氏が言わんとしていることは、いや主の主王の王主イエス・キリストご自身がわたしたちフツーのクリスチャンに警告なさっていることは、「人間は善なる行ないを簡単に免罪符にしてしまう。そしてそのことに少しも罪の意識が無い状態になってしまうものだ」ということである。
　つまり人間という動物はまことにどうしようもなくタチの悪い存在で、「良き行ない」をいとも簡単に何の罪意識もなく気軽に「免罪符」にしてしまうのである。
　この心の危険に落ちてひたすらただひたすら主に祈って「免罪符」を拒んで神の愛に生きたただひとりの御方が主の主王の王主イエス・キリストご自身である。主の十字架と復活の事実だ。
　わたしたちフツーのクリスチャンはこの御方を信じ、この御方にならおうとひたすら、主に祈り求める。
　主イエス・キリストの御名によって。　アーメン。




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