かわいい花とおかわり君

ありふれた日常の中にある小さなタカラを拾い集めて

心のホコリが溜まったときは

2020-12-08 | オススメ♪の[本]と[絵本]

先日通勤の時に座ったバスの席が

エンジンの真上だったみたいで

信号やバス停で停まるたびに

ブルブルブルブル〜〜(うう、騒がしい)

振動もズズズ(身体中にひびいて、もう!)

 

席選び失敗しちゃったなあ。

 

バスに乗っている間ずっとイライラしたことがありました。

でも、あれっ。

イライラしたり普段はしないことで

最近イライラしがちになってる。

 

時々、こころにほこりが溜まってくるんです。

些細なことで不満とかイライラが

気づけば増えがちに、なっています。

 

そんな時に 手に取るのが松下幸之助さん。

今朝は通勤バッグにしのばせて電車とバスの中で拝読。

「素直に、謙虚に生きる」

その大切さを改めて感じ反省しました。

 

後はもうちょっと体調が本調子に戻れば嬉しいかな。

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時を超えてすてき

2020-12-02 | オススメ♪の[本]と[絵本]
見た目のことをいえば
「すてき」
そう思えることが
若い頃にくらべると減りました。

ですが年を重ね
いろんな方と出合い、ちょっとした思いやりのやりとり
そういったものを重ねてきた今、

若い時にはなかった別の「すてき」がそこにはあります。

「すてきなあなたに」よりぬき集
暮しの手帖社 

これを手にとると、
私のさりげない
変わり映えしない日々の暮らしの中にも

「すてき」がたくさんあるのだと気付かされ

それらに囲まれている自分は
なんて幸せなすてきな存在だろうという思いが
静かにわいてくるのです。

この本は12ヶ月に区切って短編が編集されていて
季節を感じる内容になっており

いつどこを開いても楽しめる。

「すてきなあなたに」に綴られた短編は
小さなやりとりの中にも心に届くぬくもりがあり

花森安治さんの世界観と近い
ミナペルホネンの皆川明さんによる装画本文イラストだから
優しさがほんのりしみてきます。

はじめに

あなたがすてきだから、すてきなあなただから、
出なければつい見落としてしまいそうな、ささやかな、
それでいて心にしみてくる、いくつかのことが
わかっていただける、そんな頁です。


この一節から ワクワクします。

雨の音、季節の樹々や花、
細やかな言葉のやりとりの中に含まれる思いやり。

どれもこれもみんな時を超えて、すてきです。
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待つ覚悟

2016-07-19 | オススメ♪の[本]と[絵本]
図書館に予約している10冊の本。

どれも半年以上は待つ覚悟のものばかり。

待ち遠しさが楽しいけどもどかしい。

ただいま、私が予約している本は・・・
1
文學界 2016/3 2016年3月号 
2
ママがおばけになっちゃった! 
3
今日が人生最後の日だと思って生きなさい 
4
世界一伸びるストレッチ 
5
どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法 
6
一流の育て方 
7
掃除は「ついで」にやりなさい! 
8
死ぬ気まんまん 
9
役にたたない日々 
10
暗幕のゲルニカ 

読むのがおそらく来年になるであろう本は

「世界一伸びるストレッチ」
「暗幕のゲルニカ」

運が良く早く借りられそうなのは
芥川賞候補の
文学界「美しい距離」の山崎ナオコーラさん。

8、9の「100万回生きたねこ」の絵本作家
佐野洋子さんの本は来月あたりには借りられそうです。

夏休みは読書を楽しもう!
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でんでんむしのかなしみ

2015-11-22 | オススメ♪の[本]と[絵本]
新美南吉と聞けば
私としては教科書で習った
「ごんぎつね」か「てぶくろを買いに」が浮かぶのだが、

「でんでんむしのかなしみ」が一番好きだという人が多いらしい。

「でんでんむしのかなしみ」

聞いたことないなあ・・・ 
その斬新なタイトルに惹かれて
一体どんな話なのだろうと気になり
図書館で借りて読んでみた。

切なく素朴で温かい話だった。

自分の悩みこそ過大に捉えてしまいがちだが、
考えればみんなそれぞれのかなしみを
背負って生きていて、
今自分の抱えているものはよくよく考えれば
そう悲観するものでもないのではないか。

いいこともそうじゃないことも
全部受け止めて我や執着を解放して生きてごらん。

そんな風に感じた。

新美南吉さんは病気で30歳で他界したから、
この作品を20代で書いたことになる。
としたら、その人間性の深さに敬服する。

そもそも18歳で「ごんぎつね」を書いたこともすごいし。

もしバリバリ健康でタフな心身を持っていたら
このはかなくて優しいぬくもりのある文学は
存在しなかったように思える。

常に生死を考えることと隣り合わせにいたからこそ、
じゃなかろうか。
彼の作品を読んでいると、
病気があったからこそ、仏の教えをおそらく学び
それが文学に結びついて道徳観が深いからこそ
一度読んだら、もう一度よみたくなる。

短いが行間に慈悲の心。
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ぼくたちに、もうモノは必要ない。を読んで

2015-11-20 | オススメ♪の[本]と[絵本]
図書館で1ヶ月待ちして借りた本。

「ミニマリスト佐々木典士著」

皆さんミニマリストってご存知ですか?

マキシムの反対で、ミニマム(最小限)な人々。
究極のシンプルライフってところかなあ。

この著者の方は
お引っ越しする際にかかる荷物まとめ時間は
20分もかからないほど、それくらい
自分に必要なものとだけの生活を送っています。

独身で一人暮らし。だから成せるところもあるかと
思いますが、現代の私たちは確かに
モノを持ちすぎているように私も感じます。

これを読んだら

●久しぶりにまた断捨離しよう
●もう一度家の中を見直してみよう
●本当に必要なものとだけ暮らそう
●買うときはその判断が安易じゃないか見直そう
●仮に買ったとしてその品への思いを
 熱く語れるか考えてみよう

シンプルで暮らす大切さを改めて考えさせられました。

ホコリや汚れは自分自身。
ミニマリストにデブはいないと断言されていました。

なんか分かるような気がするなあ。

こだわりを持って自分の癒しになるコレクションを
楽しむのはステキですが、
それが「熱く語れる」ことであること。

うんうん 確かに。

これは重要ポイントだと勉強になりました。
語れないものだとしたら、それは単なる
自分の価値を「こんないいもの持ってるぜ」みたいな
モノで肯定して満足している深さ10cmの魅力もない
見え透いた薄っぺらな思いに執着しているかもしれませんね。

さてこの本。
著者がミニマリストになったことで得た幸福感や充足感について
ずっっっっと綴られているので、
ちょっと飽きが私の場合あったのですが、
最後の方に大逆転が待っています。

それこそが、著者が本当に 読者の皆さんに伝えたかったこと。

「モノが少ないからこそ出来た感謝の心」です。

ということで最終章の盛り返しで
私の評価は★★★★☆(★3.8)です。
(購入したい本とまでは行きませんが、
年末に向けての片づけのやる気を加速してくれました。)

最後に深いお気に入りのスティーブジョブスの言葉

「何をしているかと同じくらい、
何をしていないかを誇りに思っている」





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