歪曲される情報を見る。

日本を馬鹿(馬鹿文系)が叩く、だが、それはどの程度正しいのか?非常に疑問である。

理系だから言うね…。オスプレイ問題。

2012年07月11日 00時16分44秒 | 日記

 

オスプレイに関しては、池上ハゲ嘘彰も吹聴していたが、機能問題として到底伝えられていない。
さて、今あるヘリコプターの内回転軸が複数あるのは?と聞かれると、ソビエトで2機、アメリカのch43、44、45、46の4種ぐらいである。
後は全て1軸である。これをググらずに知っている私は、テレビでも十分解説に使えるのにな…。
ソビエトの2機の内1機は斜めにプロペラが交差する奇妙なものだ。そして残りの一機ミル12はオスプレイに良く似ている。
ただ、これは世界一大きいヘリコプターとして有名だが、稼働率はあまり高くなかったようだ。
アメリカのヘリコプターは、菅直人が原発視察の時に乗った奴。プロペラ2つあったでしょう?あれがチヌークって言われている奴なのですが、昔はバートルって言ってたと思うんだけど、こいつです。
これとオスプレイの違いは?というと、先ず進行方向にプロペラが直線に連なっているのに対して、オスプレイは垂直に並んでいる。またチヌークはプロペラの並ぶ列に対して左右にオフセットした構造物は無いが、オスプレイは非対称の構造物が付いている。
更には、チヌークの回転軸の傾斜角度は通常のヘリコプターと同じだがオスプレイは90度傾くという信じられないものだ。
この回転には、見ると油圧を使うようだが、回転する巨大なプロペラを傾けるにはジャイロ効果が邪魔になり、すぐには回転しない。
また、このプロペラを傾けるという行為が、非常に危険である。先ず上昇はプロペラ推力で上がるのだが、それを10°ぐらいの傾斜なら問題ないが、10°を越えて70°までの傾斜がある間が、上昇型の推力から水平型推力+揚力の形にならねばならない。
上昇可能な速度は、あのプロペラであれば100km/h以上だろう。だが、大気速度とプロペラ推力の関係は簡単ではなく、ゆっくり上昇しており、それを斜めにローターを傾けるが、この時に、上昇力としてのプロペラが、水平推力用に、なるまでは時間がかかる。
対気速度は、最初静止時から傾けて100km/hまで加速せねばならず、これがすぐに可能ではない。この不安定な状態を過ぎれば問題は解決するが、同じ問題は着陸の時にも発生する。どちらかと言えば、着陸する時に問題は発生し易い筈である。
速度も下がり羽根の揚力もなくなり、プロペラの推力だけで飛行を維持するのは本当に難しい。
また、様々な問題は現場が過酷ではない状態で発生している。これが戦場だったら、オスプレイは爆風に煽られ幾らもひっくり返り墜落する恐れがある。
このオスプレイはヘリコプターの厄介な問題を解決するものとして考えられたものだという事は分かる。
ヘリコプターは、燃費が悪い、航続距離が短い、移動速度が遅いなどの問題がある。
燃費が悪いのは、揚力を駆動力でプロペラを回すという、徹底的に効率の悪いやり方の為である。垂直上昇ジェットエンジンはイギリス・フランス・ロシアで作られたが、滑走で飛行した場合に対して垂直上昇で飛行した場合航続距離は半分以下となる。
この燃費の悪さから航続距離も短いのは当然である。
またヘリコプターは高速で動けない。理由は回転する後ろから前に行くプロペラが音速に近くなり、揚力バランスが崩れたり、羽根の形状や状態が変になる為である。これが90°に変えた時点で、プロペラは対気速度がプロペラの左右で同じとなり安定する。これで700km/h以上の高速が可能となり、燃費も向上するというのである。
しかしこのヘリコプターは形式上、不時着が難しいというより出来ないようである。概観からオートローテーション(竹とんぼの様な降り方)が使えれば良いのだが、希望的観測で、そのためのオプションとしては取り上げられていない。また通常の飛行機の様に胴体着陸が出来るかといえば、出来ません。プロペラが壊れて、それが同じような位置にある胴体や運転席に襲い掛かるでしょう。
つまり「ウィドーメーカ」は形状から、避けては通れない問題だったと言える。
基本的に、私、コレ乗りたくない。こいつでラペリングして降下作戦すんの?ってアメリカに聞きたいね?とりあえず、最後まで読んだ人、こんな感じと思いました?違うというなら、お教え下さい。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
オスプレイ (うんこ)
2012-12-31 01:18:40
この機体、防衛省が導入を検討しているそうです。
いったい何に使うのか。
おそらく22DDHに積む事しか考えてないんでしょう。
しかしこんな不安定な機体で100億円。
毎年2~3機落ちるんじゃないか。
損耗を考えて余分に調達するなんて今の防衛予算でできるのか。
勝手に落ちまくって自然消滅するんじゃないのかとおもいます。
また、この機体。ラペリングできないんですよ。
いわゆる低空でホバリング中に兵隊がロープで次々と降りるレンジャー的なアレですが。
あれができない。ホバリング難易度の問題か、ウオッシュダウンというローターの吹き降ろしが強すぎるせいなのかはわかりませんが。
そんなものでは従来のチヌークやSH-60の代わりにならないのではないか。
離島防衛に使うにも着陸する場所がない尖閣諸島でどうやって兵員を下ろす気なのか。
まったくもって意味不明な機体です。
せっかく作ったから買え。というアメリカの都合なのでしょうか。
返信する
長年の夢だからという理由かも (おっさん)
2013-01-01 00:22:38
珍しいくコメントがありありがとうございます。
ラペリングの件は、多分そうと思います。尖閣にも使えないでしょうね。ホバリングの難易度とかは確かにあるかもしれないですが、要は使ってみて、新しいものの毛嫌いではなく、やっぱりダメだということを現場から吸い上げるのが一番の目的なのでは?と思います。
今使用されているCH46もたいがい悪い噂しか聞きません。これは現場の人が言っています。(これはリアルに聞いた)つまり従来のチヌークも嫌な機体だとの事です。
ただSHー60とかは良い機体なのだそうですが。
そんで毎年2~3機では軍用機としては、よくある話です。問題は腕の良いパイロットが嫌いだしたら、考えを変えるでしょうが、投入している開発費の問題があり、償却される迄、人の命が消耗されるのです。だって今もCHー46は飛んでいるじゃないですか。
返信する

コメントを投稿