アドレスは以下の通り
https://www.youtube.com/watch?v=xu9xaaiWy7s
動画では、F-35の高性能、特にステルス性を吹聴していたが、それこそ、近視眼的である。先ずF-15は1970年頃が初飛行で、50年経過している。当時は「ベトナム戦争」中で、サイドワインダーAAMが真空管で回路を組んでいた時代である。
一般用ではZ80(8bit)が主力で、ちょっとレベルが高いと8016(16bit)である。クロックは500kHzと言うもので、それこそ玩具である。
だが、数値計算を玩具のようなPCで解析した結果、格闘性などは、F-35よりも高い性能を持っている機体が出来上がった。
この動画のUp主は、この後にCCV(高機能機動システム)があり、F-15,16,18の運動系と操作系が改良されている。今ではカナードなどで発生させるボルテックス・ストレーキーによる翼面気流剥離の低減やフライ・バイ・ワイヤーの導入である。
ちなみに虫獄は最近までJ-16の自称「フライ・バイ・ワイヤー」が動作不安定で10匹程度の虫獄ゴキブリをミンチにしている。
さて、この50年の間の進化について語ろう。
1)耐熱鋼の耐熱温度+200℃
2)コンピューターの性能1京倍
3)構造強度、全体で+30%部位に於いては+100%
1)の耐熱鋼は、エンジンの燃焼温度を決めるもので、当時、欧米から教えを請うたものだが、今となっては超先達である。大体今のエンジンなら1300℃ぐらいはイケるだろう。これはエンジンの熱効率を数%上げ、またエンジン個体の推力が30%は上昇している。また、超音速巡航がF-15が出来ないような言い方だが、決してそうではなく、燃焼系と排気系を見直せば私は出来ると思っている。実際、搭載されているエンジンは戦闘機ではF-15がNo1だろう。
2)コンピューターは速度・メモリー・消費電力が劇的に変化している。今のF-15は昔のイージスシステムを載せているようなものである。これはF-35が出てくるときに言われていた売り文句だが、F-35はモード設定で機体の性質・挙動が丸で違うと言うのだが、これはCPUのアーキテクチャから変えるFPGAを制御系に多く使用し、コンピューターボックスごと載せ替えるような作業が装着したまま可能なのであり、これはF-35だけの専売ではない。
もっと言うと、ドローン機プレデターなどは、エンジンの出力の多くを発電に傾けている。これと同じ問題をF-35でも言われており、ステルス性の為搭載兵器が少ないと言っているが、発電能力が低いのである。これはF-35の爆撃・攻撃装備が電源込みで装着される点からも明白である。
F-15DXは、この発電能力もパワーアップされている。マッハ2.5の最高速度は、然程重要ではなく、戦闘軌道をするときのエンジンのスナップアップの出力をアフターバーナーで瞬間的に稼ぐのである。マッハ2.5は結果として付いているに過ぎない。
F-15DXはアクティブ・フェーズド・アレイレーダーを装備しているが、これ日本が起源。このレーダーは3Dレーダーとして、前方を立体として認識する。またミサイルも16発誘導込みで搭載できるのは、処理能力と発電能力の結果である。
よく頭の悪い戦略論馬鹿がホザクが、この技術的差は徹底している。実際、虫獄の防空システムは30年は遅れており、ロシアにも程遠い程度の能力である。そのロシアのS300とかのシステムは事実上、効果がないことが実戦で分かっている。
3)当初はチタンの無垢の削り出しがバックボーンで売っていたが、今となっては、複合材や炭素繊維、チラノ繊維(宇部興産)などの新素材がより強力な構造材となっている。最早、F-15の強度計算は全面的にやり直す必要があるほど、新素材の能力は高い。元々日本は第二次世界大戦の時から新素材王国であり、ゼロ戦の機体性能の良さは当時開発された超ジュラルミンの影響もある。F-15の一部も超々ジュラルミンで構成されたりしている。
これらを総合すると、F-15は、使いやすく低コストで、重武装で最先端電子戦までをカバーするオールラウンダーとして、生まれ変わると言った方が正しい。