おせっちゃんの今日2

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Miちゃんを迎える日

2024-01-30 13:30:34 | わが家の話

昨日、嫁ぐ前夜の豊かな幸せに感じ入った詩人の言葉を書きました。
わが家にも、初々しい喜びを、はち切れそうな若さで伝えてくれた娘(息子の嫁になる人)が来てくれました。

わが家は、娘Mと息子K、に恵まれていました。時はちょうど、皇室で、皇子お二人が結婚なさる、喜びに満ちた年のことでした。春のある夜、Kは、それからすぐに上司のお供でアメリカに出張することになっていましたがその出発までに、式を挙げておきたいというのです。

この案にはまずMiちゃんのご両親が反対でした。大事な娘を嫁に出すのに、そんな慌ただしさは反対だ。、アメリカから帰ってにしなさい、ということのようでした。わが家は特に反対はしませんが、姉のMaがまだ一人でいます。「逆転の結婚ははやりだよ~」とKは言い、「Maもそんなのどっちでもいいよ~」とのんきでした。

結局式場がいい日に取れないということで、秋に決めたのでした。そうこう言っているうちに、偶然ですがふるさとの友人が、いい人がお嫁さん探しているよ。と紹介してくれて、とんとんと娘の方も決まりました。こちらは5月がお式でした。
同じ年に、子供二人を片付けたのでした。Maの結納・結婚式、しきのじゅんびをしながら、Kの結納をするという過密スケジュールも、喜びごとです。順調に進んだのです。

その後、Kはアメリカから帰国、お式の日はどんどん近づきました。明後日がその日、となった時、何か用事があって、Miちゃんが我が家によると言ってきました。顔や、ドレスから出る身体も、美容マッサージをしに行き、その帰り道、寄るとのことでした。Miちゃんが立っていました。なんだか光り輝いているよう。
「あら、きれいね、お化粧もしてもらったの」
などと訊いているうちに、Miちゃんは花束を私に渡し、自分の頬っぺたを人差し指で、ちょんちょんとつきながら、「ぴ~かピカになりました~」と、これ以上は無いという笑顔を見せてくれたのです。

Miちゃんの幸せは、Kの幸せ、こんなきれいな素直な子が娘になってくれるのだ。いい姑でいなくっちゃだな。私も素直に姑役を引き受けたのでした。

これはこれで、嫁ぐ日前の少し上気した幸せでした。


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