ウオーキングをする区立公園は、新緑の重みで滝のようにしだれているかのように茂ってきました。木下闇というのでしょうか、木陰は薄暗くさえ感じられます。先日から命綱をつけた植木屋さんが身軽に上り、これほど切って大丈夫かと思うほど切り詰めています。昨年も樹勢を損なうとの心配をあざ笑うように、再びこんもりと茂ってきたのには、力強さを感じたのでした。
あまり人付き合いの上手ではない私にも、この公園でお友達ができます。同年齢の人は大体ワンちゃん連れの人。ワンチャンとも仲良くなる。でもやはり家族として遇し、生活を共にするワンちゃんパパママには愛情深さで負けます。
可愛いお友だちが老人に力を与えてくれます。パパママと一緒に遊びに来ている子供あり、保育園のお散歩の団体あり、とにかく可愛い。
以前書いたことのある「金髪ちゃん」は、保育園にはいれたようで普段は会えないことが多い。近所の数多い保育園のどこに入ったのか、時たま同じ帽子の列の先頭で先生と手をつないでいたりする。すっかり園になじんだようです。
双子ちゃんも何組か。お守のパパママは大変だろうなと思うけれど、もう少し大きくなれば二人で遊んでくれると聞きました、楽しみです、と若いお母さんは答えます。
昨日、新しい双子ちゃんと知り合いになりました。とても人なっこい二人で、ばあさんににっこり笑ってくれて、こちらもマスクで半分隠れた顔を最大限緩めおはようの挨拶を投げかけました。
まあ、何という天使のような子。両手を前に出し、私に抱き着いてきたではありませんか。日本人にはまだ馴染まないハグの見本のように親愛の情を交わしたのでした。一人終るともう一人、ばあさんは大ご満悦。
ああ、元気出た。子どもの活力が年寄りを生き返らしてくれました。
ママもよいかたでした。「あら、人見知りもしないで、ありがとうございました」と受け入れてくださいました。
いい一日の出発。「また公園で会いましょうね」バイバイも笑顔でした。
子供の笑顔ってなんて素晴らしいのでしょう。戦火のウクライナで怯えで泣くことさえ忘れたような子供が不安そうにじっと目を見張っている、、同じ子供なのに。一日も早く、平和の中でにっこり笑えるように祈ります。